2007-09-30

田圃 de Art ⅶ

9月30日 数回に亘って報告してきました「たんぼアート」も今回が最終回です。

「たんぼアート稲刈り体験ツアー」が今日行われました。
各地から集まった約1000人もの人々が、穏やかに晴れ上がった秋空の下、今では農家の人たちもめったに使わなくなった手鎌を手に慣れない手つきで思い思いの稲刈りを楽しんでいるようでした。


天守閣の上からは、まるでアリの子のような人々の群れが葛飾北斎の名画を瞬く間に刈り取っていく様子が眺められました。
刈り取った稲はハサに掛けられて天日乾燥されます。

お昼には、地元の婦人達心づくしのおにぎり&豚汁が振舞われました。私もいただいてきましたが、とても美味しかったです。

また、役場前の広場では芸能まつり、ゲームや金魚すくいなどの出店もあり子供達を楽しませていました。

因みに、たんぼアートの一部分は刈り残されていますので、もう暫らくは見られると思いますが、天守閣からの観覧は今日が最終日となると思います。

年毎に、レベルアップするたんぼアートですので来年はどんなアートを見せてくれるのか今からとても楽しみです。

             刈られた名画・・・
全国から、およそ一千名の人たちが集まった「稲刈り体験ツアー」     
名画は、あっという間に刈り取られてしまいました

2007-09-27

田圃 de Art Ⅵ
9月26日  この日は朝からからりと晴れた絶好の撮影日和でした。
田圃アートの稲も、すっかり黄金色に染まり、30日の「稲刈り体験ツアー」を
待つばかりです。
刈り取り前の撮影は今日はが最後と思い、いつもより少し気合を入れて撮影しました。撮影条件としては正午ごろよりが好条件と思い出かけましたが、午前中の快晴に近い好天から午後には雲が出始めて不覚を取るかと思い気が急きました。
幸いにも、雲の隙間から時々晴れ間が覗きまずまずの仕事ができたかと思います。稲穂も美しい黄金色となり、今日は平日なのにエレベーターの前には行列ができるほどの盛況ぶりでした。
田圃アートの上空にはきれいな秋の雲が浮かんで
ゆっくりと東の方角へと飛んでいきました。

「つがるロマン」の文字もくっきりと浮かび、黄金色も美しく                           豊穣の葛飾北斎の世界が見る人の感動を誘っていました。


8月ごろまでは、ほとんど黒に近かった富士の峰も                              心成し赤みを帯びて見事な「赤富士」となりました。

「田圃アート」の稲刈り体験ツアーは9月30日午前9:00からです。

2007-09-24

田圃 de Art Ⅴ



今日、9月23日は天候は晴れですが、すっきりとした晴れではなくて撮影日和とはいえないのですが、この後に絶好の好天に恵まれる日が訪れる保証も無く、刈り取りの日も近づいていることから、ともかく撮影に出かけました。 案の定、上空には一面に薄く雲がかかり雲脚も鈍く中々晴れ間を見せてくれませんでした。不本意ながら、後のチャンスが無いかも知れないと思いながらシャッターを切りました。                                    
そういうこともあるんですね・・・。  

       
投稿の画像ではよく判らないかも知れませんが、田圃の黄色い部分にはまだ所々に緑色が残っています。数日後には一面の美しい黄金色の田圃になるのではないでしょうか。

7~8月頃投稿の画像と比べてみれば、変化の程がよくお分かりになることと思います。

「田圃アート稲刈り体験ツアー(9月30日)」ももうすぐです。

                                                           

2007-09-06

田圃 de Art Ⅳ

このBlogでのタイトルは「田圃 de Art」を使用していますが、此れは私がこのイヴェントを取材した一連の作品に付したタイトルをそのまま使用しているためです。

このイヴェントの正式名称は田舎館村「田んぼアート」なのですね。


それで、この企画がどのくらい多くの人たちに知られているのかと思いBlogを検索してみると・・・。

すごいですね。YahooでもGoogleでもバンバンヒットしますよ。


このイヴェントが始めて企画されたのは、主催者の資料によれば平成13年からのようです。始めのうちは地元でも余り大きくは注目されていなかったように思います。「ちょっと面白いことをやるなー」位のことではなかったでしょうか。

当初は、地元のメディアが軽く伝える程度であったように思います。

それが、県外の方々にも広く知られるようになったのは4年前の平成16年に棟方志功の版画作品『羅睺羅の柵』『山神妃の柵』を題材にした田んぼアートの頃からではないでしょうか。

前年(平成15年)の「モナリザ」があまり好評を得なかったことから、村の担当者が苦心の末に遠近法を取り入れた作画を編み出したことにより、格段に出来映えが向上し評判となったようです。

平成17年の写楽『二代大谷鬼次の奴江戸兵衛』・歌麿『歌撰恋の部・深く偲恋』の出来映えが素晴らしく、TVでも全国的に放映されるようになったことから、俄かに注目を浴びることになったように思います。

昨年(平成18年)の俵屋宗達『風神雷神図屏風』に至ってさらに磨きがかり、全国的人気を不動のものにしました。

そして今年の葛飾北斎「富嶽三十六景『神奈川沖浪裏』『凱風快晴(赤士)』」に至っては、細部の複雑な部分の表現も見事に完成し、おかげで各地から貸し切りバスで見学に訪れるほどの盛況ぶりとなったのです。

「田んぼアート」はここに見事に大成功を収めたことになります。

来年の田んぼアートが今から楽しみでなりません。

今年の田んぼアート「稲刈り体験ツアー」は9月30日(日)とのことです。

どなたでも参加できるそうですので、興味ある方はお出かけになって見てはいかがでしょうか。



9月4日PM3:20ごろに撮影しました。
PM2:00ごろには建物の影が写りますので、
撮影目的の方は少し早めのほうが
よろしいかと思います。