2008-01-20

Photo Sketch 002  ・・赤い橋・・


2008.01.20

1月13日は、弘前市の成人式でしたが、会場の弘前市民会館は弘前公園の中にあり、式典の終了後園内を散策してきました。

成人式の間は、雪が降ったり晴れたり時々は吹雪模様になるなど慌ただしげな空模様でしたが、終わり頃には少し落ち着いた晴れ間が覗き、降り積もった雪に映えてきれいな園内でした。

追手門から入るとまもなく赤い橋が見えてきます。杉の大橋です。

園内にはいくつかの橋がありますがどれもが太鼓橋で赤く塗られていて、欄干には鋳物の擬宝珠が付いています。赤い欄干に降り積もった真新しい雪が綿のようにふんわりと乗っかり、少し西に傾いた太陽に照らし出され、絶妙なコントラストがとても美しく思わずシャッターを切りました。

弘前公園は久々の訪問でしたが、見慣れた光景も季節によってとても新鮮に映ることを改めて感じさせられたひと時でした。
“すぎのおおはし” 赤い欄干に積もった雪の白さと少し傾いた
太陽に照らされて、絶妙なコントラストが美しい。

これは、本丸入り口にある”下乗橋”です。

擬宝珠に積もった雪が襟巻きのよう・・・。

2008-01-19






Photo Sketch 001 ・・冬日・・

2008.01. 19
この冬は、元日の前後に少しばかりの積雪がありましたものの、その後は雪らしい雪も無くおだやあかな日和を過ごして居りました。

それがここ数日来毎日のように降雪があり、家の周りもかなりの積雪となりました。中でも、今朝の降雪は52cmとこの冬一番の大雪となりました。

家の前の小さな公園のベンチもふんわりと純白の雪に覆われてとてもロマンチックな雰囲気を漂わせています。

見るもの全てが雪に覆われとても清浄な風景を見せてくれます。

空気も冷たいのですが、冷たさよりも清々しさを感じさせます。

今朝も、起きてすぐに(と言っても人様よりはかなり遅い朝ですが)雪かきを始めました。

我が家の雪かきは、少しばかりの庭の空き地に山のように雪を積み上げることです。積み上げた雪は暫らくすると硬く締まってきます。

2月の中ごろには、この雪山に穴を穿ち“かまくら”を作ります。

中には、蝋燭の灯を点し家族で幻想的な雰囲気を楽しみます。

道行く人も立ち止まって“きれいですね・・・”と声を掛けていっしょに眺めてくれるのが嬉しくなります。


今日のPhoto Sketchは、隣家の庭を拝借したものです。

庭の植え込みに巻き付けた雪囲いのコモに降り積もった雪のふんわりとした綿帽子がなんとも可愛いらしくて、二階の窓からストロボで撮影したものです。

踏み固めた跡も無く、一面にふんわりとした雪の中にそこだけすっくと立ち昇った簀巻きの凛々しさのようなものを感じていただければ、このSketchは写した甲斐があるかと思います。


気張らずに、季節や風土を感じさせるPhoto Sketchをこれからも続けていきたいと思います。








2008-01-13

雪の弘前公園散策


成人式が終わったあと、弘前公園を歩いてきました。
天気も回復気味で、時折明るい日差しが降り積もった純白の雪に映えて輝いていました。
杉の大橋では旅人らしい数人連れのグループが記念の写真を撮っていました。
園内のあらゆるものに積もった雪が、マシュマロのようにふんわりとした質感で辺りを暖かく包んでいます。(雪は冷たいはずなのに・・・)
植え込みの雪囲いに積もった雪も規則正しい幾何学模様のように、周りの情景に溶け合った美しさを醸しだしているのは、雪国ならではの光景でしょうか。
見過ごしてしまいそうな何気ない光景が、とても大切なもののように雪は演出してくれることがあります。
自然がくれた、束の間の美しさを楽しめるのも雪国人の特権でしょうか?



園内にはいろいろな形の雪囲いが佇んで植物達を守っています。
手馴れた職人達の技が雪国ならではの美しさを演出してくれているようです。
成人式

1月14日は成人の日ですが、青森県内の多くの自治体では、今日13日に式典をされたところが多いようです。
弘前市でも今日がその日でした。
成人式の写真は、予てより撮影したいと思っていましたが、会場の都合で見合わせて居りました。
弘前市は、平成18年2月27日に旧岩木町と旧相馬村との合併により新生弘前市が誕生し、今年は新生弘前市第2回目の成人式を迎えました。
会場は、弘前会場と岩木会場に分かれて行われ、弘前会場は市立弘前市民会館で行われました。市民会館は、旧跡弘前公園の中にあり、立地環境も素晴らしく前川國男氏設計の会館建築は、市民の誇りとなっております。

久し振りに、市民会館での成人式とのことで出かけてみました。
当日は、時々強く雪が降り着飾った新成人には気の毒な天候でしたが、あまり気にする様子は見られませんでした。
男性はほとんどがダークスーツで中には和服姿の方も見えました。
女性はほとんど全てといっても良いほど振袖姿が多かったです。
会館前庭は、さながら振袖のファッションショーのような華やかさです。
駆けつけたカメラマン(カメラウーマン)も多く余り臆することなく楽しく撮影することができました。モデルたちも沢山のカメラを向けられると、次第にカメラ慣れがして喜んでポーズしてくれるようになります。
久し振りの事もあり心の準備ができていなかったのが少し悔やまれる撮影日和でありました。
来年は、もう少し気合を入れて望みたいと思った次第です。

降りしきる雪の中で行われた弘前市の成人式。
    【因みに、
今年の弘前市新成人は 男性が 1,014名
                    女性が 1,020名 ということでした】

2008-01-05

初詣

一月三日。今日は津軽の霊峰岩木山神社(いわきやまじんじゃ)へ初詣に行って来ました。

岩木山は、青森県で一番高い山で(標高1625m)その優美な姿が富士山に似ていることから『津軽富士』とも呼ばれ、多くの観光客を集めております。

その中腹、弘前市(旧岩木町)百沢に岩木山神社はあります。

岩木山神社へは、巨大な一の鳥居をくぐり参道を進むと大きな赤い楼門が見えてきます。石段を登りながら進むと少し小振りな中門が見えてきます。その奥に拝殿があり、一般の参拝客はここで拝礼することになります。

津軽地方の多くの人々は、この神社に初詣することを習いとし、私もまた初詣だけは欠かさないように心掛けています。
この一年の家族の平穏を祈って・・・。

中門の前には、今年の干支を描いた大絵馬が飾られています。

中門の奥には拝殿があります。                                          夕方近くになっても参拝の善男善女が途切れることなく訪れます。



2008-01-01


明けましておめでとうございます・・・

とうとう年が改まり平成二十年の幕が明けました。
今年の青森県弘前地方は、雪降りの合間に少しの晴れ間が覗くといったような、比較的穏やかな元日となりました。

私は、村の伝統行事で今年で345年目を数えるという村社の八幡宮へ新しい年縄を奉納する裸参りの行事を撮影に行ってきました。
青森県津軽地方では、新しい年縄奉納の裸参りが各地で催されているよで、
年末から新年にかけて、その模様がよくTVで報道されます。
今日の私達の村の行事にも数社のTV局や新聞社の取材が見えて居りました。また、毎年のように遠くから撮影に来られるアマチュアーカメラマンの姿も見かけます。

昨年は、春から初夏にかけての低温のため、農作物の生育が懸念されましたが、盛夏には猛暑となり生長の遅れを挽回するという幸運にも恵まれました。毎日のように報道される「地球温暖化」とやらで異常気象が平年気象のようにさえ感じられますが、今年こそは平穏な年でありますよう祈りたいものです。

私も、今年は奮起して発展の年にしたいものと密かに願っております。
当ブログへご訪問の皆様にもどうかよいお年でありますようお祈り申し上げます。

地区のコミュニティーセンターを出発した行列は、途中で二度ほど
休憩(採暖)し町内を一巡して八幡宮へと向かいます。

一行は、鳥居をくぐり本殿へ。この後一の鳥居には大注連縄を、                        二の鳥居には飾り俵をそれぞれ奉納され本日の行事は無事終了しました。