春の日差しに誘われて弘前公園を散歩してきました。 園内は、通路を除いてはまだ雪が結構残っていました。 弘前市民会館を抜けていくと市立博物館の茶色い建物が見えてきます 丸く融けた雪のくぼみの中に博物館の案内板が人待ち顔に立っていました。
博物館では今、「博物館の雛まつり」展が開かれていました。(1月12日~3月23日マデ)
建物の入り口には、とてもきれいな垂れ幕がかかっていました。ちょうど光線の具合もよく絵になる光景だと思ったので早速写して見ました。今日は入館見学は割愛して、先へ進みます。以前に見たことがありますが、多分津軽家に伝わる古い雛人形などの展示が行われていることでしょう。
入り口には「博物館の雛まつり」展を告げる きれいな垂れ幕がかかっていました。 (雛まつり展は3月23日マデ)
弘前公園のメーンはなんと言っても本丸にそびえる天守閣でしょう。赤い欄干の下乗橋の上から見る天守閣は、石垣の美しい曲線と相まって素晴らしい景観を見せてくれます。雲ひとつ無く晴れた午後の陽射しを受けて白壁の美しさがひときわ輝いているように見えました。十万石の城下町ではありましたが、当時の城郭がほとんどそのままに残っているのはとても貴重なことです。 私は、この城を写すときは余り橋を入れることが無いのですが、今回はなぜか赤い欄干を入れて写して見たくなりました。 天守閣を右に眺め進むと本丸の広場に出ます。ここは花見の季節にはひきもきらぬ人並みで埋め尽くされる場所です。 早朝からの花見席の場所取り合戦の本丸でもあります。 ここを西の方へ進むとあの秀麗な岩木山が一望の下に眺められる絶景の場所です。そして二月の雪灯篭まつりの時には、眼下に並んだ数百個ものミニかまくらが火影に揺れて訪れる人々の心を轟かせる場所でもあります。
下乗橋より天守閣を望む。赤い欄干もきれいに塗られて 古色な周りの風景とは対照的な美しさがとても印象的でした。
※この城の石垣は、永年の経過による変位が見られるため、近く市と文化庁による調査が行われ、その結果によっては大規模な修復工事が行われる可能性があります。その場合は、当分の間今のような姿での鑑賞ができなくなることも考えられます。
1 件のコメント:
あちこちで桜が満開になってきましたね。絵はがきやさんのブログで、桜の写真も見れるといいなあ
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