蔵-shick
日本は、何処へ行っても蔵のある光景を眼にすることができます。
其々に地方独特の風情を現し趣あるものです。
しかし最近は特に農村部などでは、あわれな姿を留める蔵が少なくありません。
年代を経て壁が脆くなったところに地震などに遇うとひとたまりもありませんん。
壁が崩れ落ち、修復する手立ても無く風雪に晒される裡に見る影も無く廃れてしまいます。
蔵のある家はそれなりに栄えた家であろうけれども時は移り蔵のあることが負担になるのでしょう。
哀れなのは、惨めな姿を人目にさらされる「蔵」です。
そんな蔵の姿を眼にすると本当に気の毒に思えます。
「蔵」のことです。
何の手立ても無く崩れるに任せて、潰えることを思うと本当に哀れに思えます。
そんな蔵の姿を、些かでも面影が残っている内に写真に残しておきたいと思います。
「蔵-shick」とは、病んだ蔵への鎮魂の意味合いでタイトルに選びました。
すっかり壁が崩壊し、中が透けて見えそうな蔵の佇まい。
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