2007-01-31

暖冬異変

  先日の新聞で、久しぶりに暖冬異変という見出しを目にしました。
暖冬異変・・・。この冬は聞きしに勝る暖冬異変です。
過去60年余の人生でこれほどの暖かい冬は経験が無いように思われます。
本州北端の青森県にもほとんど雪が降りません。たまに思い出したように少しは降ったかと思うと後に続く暖かさのために消えてしまいます。
野原には薄く残ってはいても道路は乾いています。
夏と変わりないほど快適なドライブも楽しめそうです。

  一般の生活者にとっては快適この上ない暖かさも冬物関係の業界さんには些か嘆きのタネになっているのではないでしょうか?
山間部でも平年の3分の1ほどの積雪量だそうです。八甲田山や岩木山ではスキーも楽しめそうですが、黒い地肌が見えてるゲレンデもありスキーどころではなさそうです。
先ほど見たNHKのニュースでは、新潟県でも雪は全く無くて今冬一日も営業していないスキー場もあるそうです。
暖房用の灯油が売れなくて業界では困惑しているようです。
冬野菜の出荷にも異変が起きているらしい。
暖かくて雪のない冬を恨めしく思っている人々も沢山いる事に思いを致します。
なにごとも、ほどほどにという訳にはなかなか行かないものですね。

  暖冬異変には別の問題も含まれていそうです。
「暖冬冷夏」という言葉もあります。暖かい冬に続く夏は冷たいと言われています。気象の専門家は科学的な根拠も統計的な根拠もないと言っていますが、私の経験でも、単なることわざや言い伝えとはいえない実感がこもっている言葉だと思います。過去の冷害や農作物の不作だった年は前年の暖冬に続いているような気がします。今年は米の不作の年に当たっているのではないかと心配しています。
このまま雪が降らない、あるいは例年に比べて極端に少ない状態が続くようであれば、おそらく今年の夏は水不足にも見舞われる年になりそうな気がしてなりません。山に雪がないと春から夏にかけての貴重な水源となる十分な積雪量が確保できなくなるからです。
一昨年、昨年と続いた豪雪に大変な苦労をされた方々も、これほどの暖冬ぶりには戸惑っておいでなのではないでしょうか。

何はともあれ、何事も適度であってほしいものですね。
今日からは、しばらくは雪の降る日が続きそうです・・・。

2007-01-21




五重塔

 一月も半ばを過ぎたのにこのところ一向に雪の降る気配がありません。
今日は朝から快晴と言っても良い程の青空で、自宅からも岩木山の頂上がくっきりと見えていました。
風も無く気温も暖かめです。

 こんな日は絶好の撮影日和なんですが、実は今日は曇り日の予想をしておりましたので考え込んでしまいました。

 朝食兼昼食を家族ととりながら、今日の内業をキャンセルしようか迷いつつ、心は撮影現場へ向かって徐々にシフトしていくのを抑え切れなくなっています。昨日あるパンフレットで弘前市最勝院の五重塔がとてもきれいに写っている写真を見ていましたので自分も写してみたいと思っていましたからこの上もないチャンスです。五重塔は、弘前市銅屋町という所にあります。五重塔は屋根の軒が長く張り出しているために、軒下がどうしても暗くなってしまいますが、西に傾きかけた光が狙い目です。それに先日降り積もった雪が残っていれば雪面からの反射光が補助光線に最適です。

2007-01-08

新年も、今日はもう八日目です。数日続いた穏やかな日々も一昨日あたりからは様変わりです。ほぼ全国的に冬の低気圧に覆われて、TVでは発達した低気圧による大嵐の来襲を告げております。青森県地方も昨日午後からはまるで台風のような大荒れとなりました。家屋などに被害も出ているようです。予想に反して大雪にはなりませんでしたが、長い人生の中でも冬のこの時期にこんなに荒れ狂うのは初めてのような気がします。
正月前に少しまとまった雪が降ったので、もしかしてそのまま根雪になるのかと思いましたが、今日現在雪はほとんどありません。青森市内で年末年始を通して積雪がゼロなんていうのはおよそ考えられないことです。大鰐温泉スキー場でさえ、ゲレンデの地肌が露出しているために、この11日~17日に予定していた第80回全日本学生スキー選手権大会が延期になるという椿事に至る程です。
とは言え、このまま雪の無い冬を送るわけにはいきません。週間予報では、この先当分は雪の降る日が続きそうです。早速今夜あたりから景色が白く染まりそうな気配が漂いはじめてきました。

2007-01-03

元旦のブログを作成し、未完のまま日付が変わり“下書きとして保存”しておいたのですが、二日のブログを書き込んだところ、元日の分が消えてしまったようです。せっかくのことと思い再び書き直して掲載しようと思い完成後編集し直している途中でまたまた行方不明となってしまいました。大変未熟なブロガーの悲哀を噛み締めております。
元日からのブログ発信を目指していましたのでここで三度目の正直で、消えたブログを再現して見たいと思います。

 今年の元旦は、初日の出こそは望めませんでしたが、時々は雲間から太陽も顔を出して風もほとんど無くて穏やかな新年の幕開けでした。
 私の住む青森県藤崎町(旧常盤村)では、元旦恒例の行事で今年で344回目を迎えるという「常盤八幡宮裸参り」が行われました。これは、12月中ごろから製作が行われた重さ300㎏といわれる大年縄を身を清めた締め込み一本の男衆が担ぎ、町内を練り歩きながら村社の八幡宮に奉納しこの年の収穫に感謝し、来る年の豊作を祈願する為の祭礼です。このあたりは、広大な津軽平野の一角に占める水田稲作地帯であることから、二基の鳥居に奉納される品々は全て土地の田圃で収穫されたお米の稲藁で製作されます。
 道中では、町内の人々が拍手で出迎え、知人・縁者たちとの交歓を交えながら、和やかな裡にも厳かに執り行われました。
社殿では、囃子方による登山囃子が奉納され、一の鳥居には日章旗に扁額、二の鳥居には大注連縄・福俵などが奉納され今日の祭礼は滞りなく終えることが出来ました。
この地方を代表する年中行事の一つとあって、TV局の取材や遠路からのカメラマンたちも撮影に訪れて祭りに賑わいを添えていました。
私も主催者からの依頼で、記録のための写真撮影に出向いた次第です。


正月二日目。今日も穏やかな一日でした。
今日は、近くの岩木山神社へ初詣に行ってきました。いつも大変な混雑なので午後に家を出て、一般にあまり知られていない道からの参詣としました。幸い何の不都合も無く、3時ごろには到着、参道の様子を撮影しながら本殿に向かう。思ったほどの混雑も無く初詣を済ませることができました。日光東照宮の陽明門を模したと言われる山門はさすがに大変立派でいつ見ても畏怖の念を抱かせられます。
帰りには、毎年恒例の家に飾るための絵馬を求めました。

2007-01-02

新年明けましておめでとうございます。
皆様には、輝かしい新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。
私の地方では、初日の出こそは望めませんでしたが、時々晴れ間も見えて大変穏やかな年明けとなりました。私の住む青森県藤崎町(旧常盤村)では今年で344回目となる常盤八幡宮裸参りが行われました。
年末から製作が行われました新しい年縄を身を清めた締め込み一本の男衆たちが担ぎ村社の八幡宮に奉納のため町内を練り歩きます。今年は雪も少なく、冷え込みも緩やかでしたので裸の男たちにとっても少しは楽であったことと思います。
かなり広く知られた行事のためTVの取材班をはじめ、遠路わざわざ取材に訪れたカメラマンたちも祭りの賑わいに花を添えていました。斯く言う私も主催者からの依頼もあって記録写真撮影のため行って来ました。
沿道では地域住民の暖かい出迎えを受け、それぞれの知人や縁者たちとの交流を交えながら無事八幡宮に到着、手際よく鳥居に納められ祭りは無事に終了しました。