鬼のいる鳥居
神社の鳥居に鬼がいるのを見たことがありますか。
青森県弘前市撫牛子八幡宮の鳥居には鬼の坐像が乗っています。普通、鬼といえば赤鬼・青鬼それに角が生えているわけですが、ここの鬼は緑色で角がありません。なんとも可愛らしい姿で鎮座しています。 この鬼は石で出来ているんですね。社前の掲示板によれば大正八年に櫻庭音吉という石工が創ったもののようです。
かつて此れを見た版画家の棟方志功も賞賛したという傑作な出来映えなんです。此れも掲示板によれば、悪霊・悪疫退散、鬼の神通力にあやかって強い子に育てとの願いが込められているようです。このほかに青森県内には数箇所に鳥居に鬼のいる神社があるようです。
また弘前市の郊外鬼沢地区には、その名も「鬼神社」というのもあります。
鬼というものは、人々に悪さをするもの、怖いものというイメージあるわけですが、どうも青森県の霊界では鬼は庶民の味方であるようです。
興味をお持ちの方は、お訪ねに成ってみてはいかがでしょうか。
弘前市撫牛子八幡宮鳥居の鬼坐像
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