乳穂ヶ滝氷結
青森県中津軽郡西目屋村に乳穂ヶ滝(におがたき)という滝があります。
案内板によると、高さが33mあり、滝の背後には不動尊が祀ってあり、滝自体が信仰の対象になっています。
西目屋村は県内でも有数の豪雪地帯で、岩木川の源流部にあたる山村のため冬の寒さも相当なものです。
この滝が冬になると凍りついて上から下まで繋がった一本の氷の柱になります。
古来よりその太さの具合によって農作物の豊凶を占う風習があります。
数年来、暖冬のためこの滝の氷柱が繋がらないことが続いていたのですが、今年は見事に繋がったとのことで、私も出かけて見ました。
乳穂(にお)というのは元来は、津軽地方では稲の収穫後に脱穀までの間刈り取った稲束を積み上げて自然乾燥させるのですが、その積み上げた形がちょうど乳房のようなことから乳穂といわれたようです。今は機械で乾燥しますので乳穂を見かけることはほとんどありません。
乳穂ヶ滝の命名のことですが、冬季間に凍りついた氷柱の基部はふっくらとした乳房のように盛り上がった形をしていたことから付いたのではないかと思われます。今年の凍り具合は、近年の女性達のダイエット指向のせいでもないでしょうが、心なしか少し寂しげなふくらみ具合でした。
それでも氷柱そのものは見事なもので参拝(見物)に訪れた人々は皆「ほーっ」と感動の声を上げて見上げるのです。
近年この滝を見物に訪れる人々が多いことから、数年前より夜間のライトアップが行われています。
昼と夜の両方の写真を撮ってきましたのでご覧ください。
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