2008-02-14

Photo Sketch 005

   ・・弘前城雪燈籠まつりは終了しました・・

2月8日から催されていました「弘前城雪燈籠まつり」は好評のうちに11日に終了しました。
今年のまつり期間中の来場者は、昨年よりも8万人くらい多かったと言うことでした。
私も期間中、連続3日間撮影に通いました。私のメーンの狙いは、本丸から見下ろすミニかまくら群です。(8日のブログに画像添付)
ミニかまくらはまだ薄明るい頃から点灯されますが、始めのうちは灯が灯っていることさえも分からないほどなのに、次第に夕闇が濃くなると少しずつミニかまくらの明るさが増してついには完全にミニかまくらから放たれる光による幻想の空間に辺りを包んでしまいます。
訪れるどの人も皆等しく驚きの声をあげずにはいられない光景です。
私は、明るいミニかまくらとその背後に佇む木立の黒い影、そして上空に残る在るか無しかの微かな明るみが漂ったその瞬間が一番好きです。その瞬間を捉えるために3日間寒さを堪えて私はそこに佇むのです。
まつり会場には、沢山の雪灯籠が立ち並んでいます。
その雪灯籠には、地元の「錦絵」の会の仲間達の手による作品が嵌め込まれていて、背後からの灯りで絵柄が浮き上がるようになっています。
絵画のことを詳しく記述するほどの知識を私は持ち合わせないのですが、多くの場合武将や美人画が描かれることが多いようです。
何はともあれ、暗闇に佇む雪灯篭のほのかな灯りに醸し出されて浮き出す幽玄の世界に皆一様に感嘆の声を響かせながら通り過ぎて行きます。
このようにして、まつり会場を訪れた人々を暫し幽玄の世界に誘った「弘前城雪燈籠まつり」は静かに幕を閉じたのでした。

雪灯篭の面には武将たちの戦いの場面が描かれた錦絵で飾られます。

中には、弘前ネプタの送り絵に描かれるような美人画も・・・。

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