2007-12-22

これなぁに・・・? 001

先日投稿したITセミナーへの途中でちょっと変わったものを発見しました。

JR奥羽線弘前駅から中央通という通りを歩いて数分いくと左側にヨーカドーのビルがあります。そこの歩道を歩いていたら正面入り口の脇にちょっと変わったものを発見したのです。一瞬通り過ぎたのですが、???と思って引き返しよく見たらそれはちょうど消火器を入れる函を立てたような感じで赤い函ではなくて立派なステンレスの函できちんとしたコンクリートの基礎の上に建っているものです。、函の上には取っ手のようなものが付いて、側面にはホースのようなものがぶら下がっていました。

それはなんと、自転車の空気入れだったのです。

弘前は、学生の街として有名です。

学校の帰りには、沢山の学生達がヨーカドーに寄っていきます。

当然、店の周りには沢山の自転車が並びます。

街で見かける自転車は、ペチャンコのタイヤで乗っている人が結構多いんですよね。

そこで、「当店をご利用のお客様はどうぞご自由にお使いください。」という親心なのでしょうね・・・。(もちろん、入店されない方もご自由でしょうけど)

ところが20メートルくらい進んだ角の入り口脇にも同じものが建っていました。
それだけ自転車のお客が多いということなのでしょう。

大切なお客思いのヨーカドーさんに、感謝。感謝。


これがその自転車の空気入れです
by『CONTAX SL300R T*』 2007.12.13

赤瀬川源平さんの『路上観察学会』は路上から見た不思議な光景や変わった物などを写真と面白可笑しい文章で紹介して今ではすっかり有名になっていますが、それにあやかるわけではありませんがこのブログでは、私が出かけた先で発見した、珍しいもの、ちょっと風変わりな光景や事物などを『これなぁに・・・?』シリーズとして紹介していこうかなと考えています。

暫らくの間は、時系列的に順序が前後したような、時に季節外れのような記述もあるかも知れませんが、ご寛容にお願いしたいと思います。

このシリーズでは主に「CONTAX SL300R T*」で撮影した画像を掲載したいと思います。

お楽しみ頂ければ嬉しいです。

2007-12-13

IT活用経営セミナー



『絵はがきやさん』ブログにご訪問くださってる皆さんにはご無沙汰しておりました。
噂には聞いていたんですが、ブログを続けるというのも中々大変なものですね。


ちょっとネタが続かなくって・・・。

毎日のように更新されてるブログを沢山見かけますが、大変なことでしょうね。


でも、私も始めたからには歯を食い縛ってでも続けるつもりです。


今日、久し振りに勉強会に行ってきました。『東北IT経営応援隊』がBuck upするIT経営塾in弘前「勝ち残る経営戦略セミナー」というものです。



青森大学F准教授の3時間あまりに渡る講義はとても有意義で楽しく聞くことができました。



東北の中小企業のIT普及率は、まだまだ低いようなんですね。



経営にITを導入しないとこれから先の商売はかなり難しいようです。
まだ導入されていない事業主の方は、早くこのことに気づいて将来の営業に役立ててほしいものですね。





私の「絵はがきやさん」もITの構築が思うように進んでいません。


早く何とかして立ち上げなければとがんばっています。

2007-10-03

豪華客船『飛鳥Ⅱ』(50,142t)青森港に入港



昨日のAmsterdamに続き、二日連続で青森港に豪華客船が入港しました。


今日は飛鳥Ⅱです。

今年の飛鳥Ⅱの青森入港はは今回が4回目です。

青森港には結構よく入港するんですよ。

10月22日にもう一度入港するんですが、今年はそれが最後となります。



飛鳥Ⅱが入港する姿を撮りたくて、入港のたびに計画するんですがが、今年はどうしても果たせませんで、今回漸く撮影することができました。



飛鳥は、初代もそうでしたが本当に美しい船です。何処から見ても美しく感じます。私は、Aomori Bay Bridgeの上から撮影するんですが、到着予定の1時間半くらい前からカメラを構えて待っているわけです。

やがて、沖合いの遥か彼方の水平線上にかすかな船影が現れ、それがゆっくりゆっくりと近づいて来るのを300mmの望遠レンズで眺めていると、次第に船影が大きくなるのがわかります。



数キロ沖合いまで近づき、飛鳥Ⅱの姿がはっきりと視認できるようになる頃、タグボートのUTO丸が出迎えのためにダイナミックな波を引いて港を出て行きます。沖合いでの飛鳥ⅡとUTO丸との出会いは感動的なものがあります。

UTO丸は、多くの場合飛鳥Ⅱの右舷船尾のあたりに、付かず離れずの微妙な距離感を保ちながら、寄り添うように飛鳥Ⅱの入港をエスコートしているように見えます。

やがて、港口に近づくと、飛鳥Ⅱはほとんど静止の状態とも言える微速前進を続けながら慎重に港へ入ってきます。



目前に現れた飛鳥Ⅱの余りの美しさにシャッターを切るのも忘れて見惚れていたくなる想いがよぎります。



この日は、もう一つのエポックメーキングなシーンが展開されました。

9月1日青函航路に初就航したばかりの『ナッチャンRera』が入港して来たんです。『ナッチャン・・・』はさすがに高速船だけあって、遥か彼方に点のように見えたかと思うまもなく瞬く間に近づいてきました。しかも、多分お客さんへのサービスだと思いますが、本来の航路を少し外れて飛鳥Ⅱの方に近寄っているように見えます。こんなことはめったにあるものではなく、夢中でシャッターを切り続けました。結局、作品にするほどのショットには恵まれませんでしたが、良い記念・記録にはなったと思います。

しかも『ナッチャンRera』は前日にトラブルが発生し、一日休んだあとのことだったのでDouble Happyでした。『ナッチャン・・・』ありがとう。





飛鳥Ⅱは本当に美しい船です。

               左後方より『ナッチャンRera』が『飛鳥Ⅱ』の右舷船尾へ

         回り込むように近づきすり抜けて行きました。





間近に迫った飛鳥Ⅱを真正面から見る・・・。

ほとんど波を立てないほどの微速で港へ・・・。




青森港中央埠頭に船体を休める『飛鳥Ⅱ』。


純白の船体が本当に美しい。


ビル越しに見える『飛鳥Ⅱ』。


夕時の光を受けてかすかに茜色を帯びている。

2007-10-02

豪華客船『Amsterdam』(61,000t)が青森港に入港

10月2日

『Amsterdam』が青森港に入港しました。
一年に一度の入港です。
青森港に入港する客船では最大の船です。
実は、この船は船体がほとんど黒く塗装されているためか、それほど大きくは見えないのです。それでも、『飛鳥Ⅱ』よりは1万トンも大きいのですよ。狭い青森港の中央埠頭にはどうして入るんだろうと心配になるほど大きな船です。
でも、さすがはshipmanですね。動いてるのか、止まっているのか分からないほどの静かさで舳先のほうから港へ入ってきました。
タグボートの助けを借りて静々と岸壁に接岸しました。
本当に見事なものです。(因みに、出港の時は船尾から出て行きます)

この船が接岸すると、さすがに港の周辺は、体も懐もゆったりしたような外人さんたちで暫し賑わいます。
言葉は解らなくても、目顔で挨拶するとにこやかに微笑み返してくれるものです。

一年に一度の青森港へ。
Welcome 『Amsterdam』

2007-09-30

田圃 de Art ⅶ

9月30日 数回に亘って報告してきました「たんぼアート」も今回が最終回です。

「たんぼアート稲刈り体験ツアー」が今日行われました。
各地から集まった約1000人もの人々が、穏やかに晴れ上がった秋空の下、今では農家の人たちもめったに使わなくなった手鎌を手に慣れない手つきで思い思いの稲刈りを楽しんでいるようでした。


天守閣の上からは、まるでアリの子のような人々の群れが葛飾北斎の名画を瞬く間に刈り取っていく様子が眺められました。
刈り取った稲はハサに掛けられて天日乾燥されます。

お昼には、地元の婦人達心づくしのおにぎり&豚汁が振舞われました。私もいただいてきましたが、とても美味しかったです。

また、役場前の広場では芸能まつり、ゲームや金魚すくいなどの出店もあり子供達を楽しませていました。

因みに、たんぼアートの一部分は刈り残されていますので、もう暫らくは見られると思いますが、天守閣からの観覧は今日が最終日となると思います。

年毎に、レベルアップするたんぼアートですので来年はどんなアートを見せてくれるのか今からとても楽しみです。

             刈られた名画・・・
全国から、およそ一千名の人たちが集まった「稲刈り体験ツアー」     
名画は、あっという間に刈り取られてしまいました

2007-09-27

田圃 de Art Ⅵ
9月26日  この日は朝からからりと晴れた絶好の撮影日和でした。
田圃アートの稲も、すっかり黄金色に染まり、30日の「稲刈り体験ツアー」を
待つばかりです。
刈り取り前の撮影は今日はが最後と思い、いつもより少し気合を入れて撮影しました。撮影条件としては正午ごろよりが好条件と思い出かけましたが、午前中の快晴に近い好天から午後には雲が出始めて不覚を取るかと思い気が急きました。
幸いにも、雲の隙間から時々晴れ間が覗きまずまずの仕事ができたかと思います。稲穂も美しい黄金色となり、今日は平日なのにエレベーターの前には行列ができるほどの盛況ぶりでした。
田圃アートの上空にはきれいな秋の雲が浮かんで
ゆっくりと東の方角へと飛んでいきました。

「つがるロマン」の文字もくっきりと浮かび、黄金色も美しく                           豊穣の葛飾北斎の世界が見る人の感動を誘っていました。


8月ごろまでは、ほとんど黒に近かった富士の峰も                              心成し赤みを帯びて見事な「赤富士」となりました。

「田圃アート」の稲刈り体験ツアーは9月30日午前9:00からです。

2007-09-24

田圃 de Art Ⅴ



今日、9月23日は天候は晴れですが、すっきりとした晴れではなくて撮影日和とはいえないのですが、この後に絶好の好天に恵まれる日が訪れる保証も無く、刈り取りの日も近づいていることから、ともかく撮影に出かけました。 案の定、上空には一面に薄く雲がかかり雲脚も鈍く中々晴れ間を見せてくれませんでした。不本意ながら、後のチャンスが無いかも知れないと思いながらシャッターを切りました。                                    
そういうこともあるんですね・・・。  

       
投稿の画像ではよく判らないかも知れませんが、田圃の黄色い部分にはまだ所々に緑色が残っています。数日後には一面の美しい黄金色の田圃になるのではないでしょうか。

7~8月頃投稿の画像と比べてみれば、変化の程がよくお分かりになることと思います。

「田圃アート稲刈り体験ツアー(9月30日)」ももうすぐです。

                                                           

2007-09-06

田圃 de Art Ⅳ

このBlogでのタイトルは「田圃 de Art」を使用していますが、此れは私がこのイヴェントを取材した一連の作品に付したタイトルをそのまま使用しているためです。

このイヴェントの正式名称は田舎館村「田んぼアート」なのですね。


それで、この企画がどのくらい多くの人たちに知られているのかと思いBlogを検索してみると・・・。

すごいですね。YahooでもGoogleでもバンバンヒットしますよ。


このイヴェントが始めて企画されたのは、主催者の資料によれば平成13年からのようです。始めのうちは地元でも余り大きくは注目されていなかったように思います。「ちょっと面白いことをやるなー」位のことではなかったでしょうか。

当初は、地元のメディアが軽く伝える程度であったように思います。

それが、県外の方々にも広く知られるようになったのは4年前の平成16年に棟方志功の版画作品『羅睺羅の柵』『山神妃の柵』を題材にした田んぼアートの頃からではないでしょうか。

前年(平成15年)の「モナリザ」があまり好評を得なかったことから、村の担当者が苦心の末に遠近法を取り入れた作画を編み出したことにより、格段に出来映えが向上し評判となったようです。

平成17年の写楽『二代大谷鬼次の奴江戸兵衛』・歌麿『歌撰恋の部・深く偲恋』の出来映えが素晴らしく、TVでも全国的に放映されるようになったことから、俄かに注目を浴びることになったように思います。

昨年(平成18年)の俵屋宗達『風神雷神図屏風』に至ってさらに磨きがかり、全国的人気を不動のものにしました。

そして今年の葛飾北斎「富嶽三十六景『神奈川沖浪裏』『凱風快晴(赤士)』」に至っては、細部の複雑な部分の表現も見事に完成し、おかげで各地から貸し切りバスで見学に訪れるほどの盛況ぶりとなったのです。

「田んぼアート」はここに見事に大成功を収めたことになります。

来年の田んぼアートが今から楽しみでなりません。

今年の田んぼアート「稲刈り体験ツアー」は9月30日(日)とのことです。

どなたでも参加できるそうですので、興味ある方はお出かけになって見てはいかがでしょうか。



9月4日PM3:20ごろに撮影しました。
PM2:00ごろには建物の影が写りますので、
撮影目的の方は少し早めのほうが
よろしいかと思います。

2007-08-29

黒石ねぷた祭りのこと
黒石ねぷた祭は7月30日から8月5日まで行われます。

私は7月30日に行ってきました。この日は黒石市を中心に近郷近在の町村からも参加したおよそ70台ものねぷたが、市中心部に近い御幸公園というところ  に集合し、花火を合図に午後7時より順次に出陣する“合同運行”の日でした。

津軽地方は、どこもそうですが黒石のねぷたも扇型に主に中国の三国志から題材をとった絵が表に、唐美人画を裏に貼り中に灯りを燈した謂わば巨大な堤燈のようなものを笛や太鼓・鉦の囃子にに合わせて引き手の掛け声で市内   をねりあるきます。掛け声はその地方によって多少の違いがあります。

ねぷた絵の描き方の基本的なものは何処も共通ですが、それでもその地域によって多少の特徴があるように思われます。

私は、絵のことは詳しく説明できませんが、このブログを見ただけでも弘前と黒石では多少ニュアンスの違いがあることに気づいていただけると思います。

御幸公園に集合したねぷたは、暮れなずむ夕暮れに灯りを燈し出陣を待ちます。
暗闇で見るときとは違った趣が感じられます。

            出番を待つねぷた。あたりはすっかりくらやみに・・・。


かなり手の込んだ人形ねぷた(組みねぷた)の出陣も・・・。

津軽系こけしの故郷だけに、こんな送り絵も・・・。






2007-08-28

屋根の上に赤いポンプが・・・


先日、不思議な光景を眼にしました。

建物の屋根の上に赤い小さなポンプが載っているのです。

一度は通り過ぎたのですが、印象が強く、ぜひ写真を撮りたく、ブログネタにも最適と思い、車を引き返しました。

よく見るとかなり大きなお屋敷に蔵もあり、そこはまるで赤瀬川源平の「路上観察学会」の世界ではありませんか?

件の赤いポンプは小さな小屋の屋根に乗っかっているのでした。

その小屋の中からは時々「ウィーン」というような音が聞こえてきまして、それは聞き覚えのある地方によくある水道ポンプの音なのでした。

そのポンプ小屋の上にまたポンプが載っているのです。

きっと使い古したものを捨て切れずに陳列しておいたものでしょうか・・・。

そればかりではありませんでした。

よく見ると、お屋敷の入り口には此れはまた、巨大な大釜が伏せられて鎮座ましましているのです。

そのほかにも、小さな彫刻やお道具などもお屋敷のいたるところに無造作に置いてあるのでした。

ちょうど帰ってきました、この家のお嫁さんという方の言によれば「おじいちゃんが好きでやっているのです」とのことでした。

赤瀬川氏が見たらきっと笑い転げて涙を流さんばかりに喜びそうな光景でした。



こんなかんじです・・・。よく見ると旧式の消防ポンプのようにも見えます。
だとしたら、ちょっとした文化財的価値かも・・・。


2007-08-26

ナッチャンRera

青森⇔函館間に全く新しい高速フェリーが登場しました。

東日本フェリー㈱が運航する「ナッチャンRera」が9月1日就航します。

今日(8月26日)青森港フェリー埠頭で披露体験航海がありました。(私は乗船できませんでした)

この船は、従来の約半分の約1時間45分で青森⇔函館間を結ぶ新鋭船です。
船名の「ナッチャンRera」は船体に描かれたイラスト画の原画を制作した少女の名前と、アイヌ語で「風」を意味する「レラ」から付けられたそうです。

初めて見た印象としては、「えっ、此れがフェリー?」と思わせるような、全体的に平べったいような造りになっています。正面から見ると、双胴船のために、両側に小型のボートがあってその上に大きな箱が載っているような感じです。真ん中は大きな空洞のようにポカンと穴が開いているような感じです。
オーストリアの造船所で建造された総トン数1万トンのこの種の船としては世界最大だそうです。

4基のジェットフォイル推進器から猛烈に海水を吹き出しながら、すべるように青森港を出て行きました。


青森⇔函館間の船旅が、スピードと快適さから一層楽しいものになることでしょう。


私も早く乗ってみたいです。


青森港のフェリー埠頭桟橋にて出港を待つ「ナッチャンRera」
次回報告では、もっときれいな写真を添付したいです。

港では、こんな光景も・・・。
'07田圃 de Art Ⅲ


田圃Artファンのみなさま、おひさしぶりー。
およそ二ヶ月ぶりの田圃Artの報告です。

八月初頭からは津軽地方は祭一色に包まれ、連日の撮影に追われてBlog更新はとてもできませんでした。

連夜のお出まし⇒撮影⇒データ入力、の繰り返しが毎日の作業となり、この頃漸く家に居られるようになりました。

順序としては、弘前ねぷたまつり、五所川原立侫武多の項から更新するのが建前ですが、まずは田圃Artの最新情報から報告したいと思いパソコンに向かっています。

お盆も過ぎて津軽平野の水田地帯では稲穂が次第に首(コウベ)をたれ始めております。

田圃Artの稲も、稲の種類による生長度の違いから図柄の凹凸が次第にはっきりとしてきました。色合いも初夏の頃の全体に緑を基調とした色合いから、黄稲の生育ぶりが著しく、全体的に黄色が目立つようになってきました。

これからは、九月三十日の稲刈りに向けて、実りと共に稲穂が垂れ下り、一面の黄金色の中に北斎の世界が鮮やかに浮かび上がり訪れる人々の喝采を浴びることでしょう。

因みに、このイヴェントがTV等を通じて全国に知れ渡ることとなり、夏休み中などは、毎日のように貸切バスを連ねて見学に訪れる人々でにぎわっているようです。遠くは熊本県からのおきゃくさまも・・・、とはボランティアの案内係のお話でした。

休日には、ガードマンも配置されるほどの賑わいです。


まだお出かけになっていないあなたも、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。一見の価値はあるとと思いますよ。


田舎館城(村役場庁舎)天守閣から見た田圃Artの風景
向かって左が「神奈川沖浪裏」の図
(つがるロマンは青森県の銘柄米の愛称です、美味しいですよ)

向かって右が、「凱風快晴(赤富士)」の図

(8月25日はこのような状況でした)
'07五所川原立侫武多


五所川原立佞武多(タチネプタ)は8月4日~8日まで行われました。
私は、弘前ねぷたまつりの撮影が一段落した6日より毎日出かけてきました。
今年は、立佞武多復活10周年になるそうです。


立佞武多は大型のものが3台運行されますが、一台の佞武多が3年間運行されます(修復が行われて多少の絵柄の変更が加わります)。毎年新しい立佞武多が1台ずつ制作され、3年間運行されたものは解体されます。


今年の新作は、『芽吹き心荒ぶる(めぶきうらさぶる)』というものでした。
その時々の社会の空気を反映したものが題材に選ばれるようです。


大型の立佞武多は、高さが22mもあり7階建てのビルの高さになるそうです。
その見上げるような巨体は、骨組みを除きほとんどが木材と竹で組まれており、その上に貼った紙に絵を描き、中からの照明で夜空に浮かび上がらせます。


大型の立佞武多のほかに、地元の高校や企業・町内会が制作した少し小型の立佞武多や組ねぷたが数台出陣しました。
なかでも、人気キャラクターの「ガンダム」は出来映えも素晴らしく、好評だったようです。


祭りの最終日は、熱気も最高潮に上りつめて、祭り関係者も観客も一体になって燃え上がります。祭りがいつまでも続いてほしいと願うように・・・。
しかし、いくら願ってもそれは叶わぬこと。


市の中心部の四辻に揃い踏みした3台の立佞武多が周りを埋めた大観衆を見下ろすなか、大歓声を鎮めるように、祭り主催者の感謝と来年の再会を願う挨拶が告げられると、別れを惜しむかのように一台また一台と巨大な灯の塊は安らぎの場所、「立佞武多の館」へと厳かな行進を始めるのでした。
そして驚くほど大きな口を開けた館の中へゆっくりゆっくりと巨大な灯火の
尾を引くように館の奥へに消えていくのでした。
(この記事は9月2日に書きました)

平成17年初陣の『炎(ほむら)』

平成18年初陣の『絆(きずな)』

平成19年初陣の『芽吹き心荒ぶる(めぶきうらさぶる)』


人気キャラクターの『ガンダム』

2007-08-25

'07弘前ねぷたまつり



弘前ねぷたまつりは8月1日~7日まで開催されました。


今年の弘前ねぷたまつりは、天候にも恵まれて、景気の落ち着きを反映してか昨年よりはかなり多くの観光客が訪れたようです。


また平成の合併で市の区域が広がったため昨年あたりから祭りに参加するねぷたの台数も例年より多く盛大な祭りになったようです。

城下町の面影を色濃く残す町並みを笛や太鼓・鉦の音にあわせてこだます「ヤ~ヤド~」の掛け声とともにゆるりゆるりと進むさまは、扇面に描かれた三国志の武将達の勇壮な戦いの場面が眼前に現れるごとくに見る人々の心ゆさぶるものを感じさせます。

一転して、去り行くねぷたの背面に描かれた唐美人の妖艶な絵姿には、先ほどのどよめくような興奮とは趣を異にした哀感が漂い思わずもらしたため息交じりの空気がその場を支配するがごとく静寂を残してやがては暗闇の中に消えていくのです。


そしてまた一台、また一台と次から次へと繰り出すネプタに時を忘れ我を忘れて主客の魂が一つに融けあうがごとくに興奮の坩堝にその情熱を燃やすのです。


時は移り故郷でお盆を過ごすために集いし人々が、それぞれの家を離れる頃、津軽は一瞬の静けさを取り戻し、やがて迎える実りの秋に心躍らせるのです。


『ねぷたまつり』はそのための儀式でもあるのです。

や~やど~

津軽の夜を焦がす扇ねぷた


子供達の人気を集めた『アンパンマン』のねぷたも・・・

祭りに出陣した大太鼓には津軽を

象徴するモチーフが描かれていた

                                                       9月8日記

2007-07-05

庭に雀さんが・・・


季節は真夏だというのに、あまり気温が上がりません。


梅雨に入ったといってもあまり雨の降りそうな気配もありません。



たまには、少しは雨でも降ってくれたら良いのにと気を揉んでおります。


日中は半そでがちょうど良いくらいなのに、夜にはひんやりするような日々が続いています。

・・・・・・

思いが天に通じたのか、昨日からお湿り程の雨が降っております。


今日も路面が乾ききらない程度に降っています。


食べ残しのご飯が、少し怪しくなってきましたので水洗いをして庭に撒いておいたら早速雀たちがやって来ました。最高のご馳走を見つけた彼らは、次々に仲間達を誘い合っては嬉しそうに啄ばんでいます。


幾粒もいっぺんに頬張ったり、嘴の上にまでご飯粒を載せたりと見ていても飽くことのない光景を楽しんでいます。


思い立って写真を撮って見ることにしました。
愛用のNikon D2Hに望遠レンズを付けて覗いてみると少し距離がありすぎるようですが止むを得ません。
ファインダーを通して見つめる彼らの姿はとても愛嬌があって微笑ましいものです。


お互いに認め合った間柄のように、彼らもレンズのことは気にも留める風も無く食餌に余念がありません。


光線の状態も余りよくなく、作品と言えるほどのものは撮れませんでしたが、庭の雀さんたちとの交流を深めた楽しいひと時でした。


             親子雀でしょうか?
 口移しにご飯を上げている様子がとても微笑ましかったです。

2007-07-02

田圃 de Art Ⅱ

その後の 田圃の様子をお知らせします

今日(7月2日)の状況は、稲の色が一段と鮮やかさをまして絵柄もくっきりとしてきました。

前回までの訪問時は田圃一面に水が張ってありましたが、今日は水が退いた状態でした。此れは稲作の技術的な処理のためだと思います。幼苗までの時期は水を深くして、寒暖の差から苗を守ります。

これからは気温も高くなるため太陽の恩恵を享けて土壌も自然に暖められ、稲の生長を促します。

7月中旬頃には、一段と生長し描かれた絵柄も一層鮮やかに見られるものと思います。また、植えられた稲の種類によって生長の度合いが異なるため次第に微妙な立体感が現れて趣が深まるものと思われます。




           弘前市立博物館で開催の『四大浮世絵師展(6月2日~7月1日)』  
           に展示の本物の作品を見てから訪れる方もいるらしく、田圃に描か

           れた作品の出来映えの素晴らしさに感動を新たにされるようです。

田圃 de Art Ⅰ
5月27日付けで、「田植え体験ツアー」のことを書きましたがこの記事はその続編です。

去る6月19日、その後の稲の生長の様子を見てきました。

たっぷりと水を張った田圃に四色(四種類)の稲の苗を植えて描かれた北斎の絵がくっきりと浮かび上がっていました。

若々しい色合いを保った早苗がしっかりと田圃に根付いている様子が見て取れました。一本のまっすぐな路を隔てた左側が『神奈川沖波裏』、右側が『凱風快晴』です。(『凱風快晴』は配置の都合で止むを得ず裏返しの構図になっているのだそうです。)

これから稲の生長に伴い、次第に色濃くまた稲の種類によって生長の度合いが異なるために、絵柄に多少の立体感が現れて次第に見応えが勝るものと思われます。

見頃は、7月中旬~8月中旬と言われております。

既に多くの方が見学に訪れて、「天守閣」では感激の声があたりにこだましておりました。
葛飾北斎画『神奈川沖波裏』(つがるロマンは青森県産の銘柄米の名称です)

『凱風快晴(赤富士)』(構図は裏返しになっています)

2007-05-27

田植え体験ツアー

青森県田舎館村で、第15回田植え体験ツアーが行われました。

これは、村役場の裏手にある水田に、縄文米などの色の異なる種類の稲を、図案化して植えることにより、成長するにつれてくっきりと現れる絵模様を、その昔あったとされる「田舎館城」を模した役場庁舎の「天守閣」の上から見ると見事な絵柄が眺められるという趣向を凝らしたものです。

昨年は、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」でしたが、出来映えも素晴らしくTVでも全国放映されるなど、人気も全国区並となってきました。

今年のテーマは、葛飾北斎「富嶽三十六景」から「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴(赤富士)」です。
とても難しいテーマだと思いますが、7月中旬頃には輪郭が次第にはっきりと現れて、見物に訪れる方達も増えるものと思われ、今から楽しみです。

(田舎館村役場庁舎はなんと、お城造りになっているんですよ。ちゃんと城門まであり、この建物だけでも一見の価値は十分にあります。)




今年で15かお眼を迎えた田舎館村「田植え体験ツアー」


各地から、総勢およそ700名の人々がツアーに訪れました


2007-05-19

りんごの花が咲きました

津軽は、桜の花が終わるとりんごの花が一斉に咲き始めます。

津軽平野は、ほとんど何処でも林檎園を見ることができますが、弘前市南郊から岩木山麓にかけてのアップルロード沿道は見事な林檎園が見渡せる恰好の観光コースとなっています。(秋に行われるアップルマラソンのコースにもなっています)

桜は花が終わってから葉が出ますが(北海道では葉と花が一緒のようです)、りんごは葉が生えてから花が咲きます。白い花の色と若葉色とが絶妙に混じり合って広大に広がる風景は素晴らしい美しさです。
                                               弘前市の郊外に、弘前りんご公園があります。                   ここでは、実際に各種のりんごを栽培しており、観光客は、いろんなりんごの花から収穫までを見学することができます。                    また、収穫したりんごの販売も行っております。

園の中央にはすり鉢山と呼ばれる高台があり、そこからは見渡す限り広がる林檎園の彼方に霊峰岩木山の全容を眺めることができます。

5月14日、弘前りんご公園に行って来ました。


ここで今年のりんごの花を撮影してきました。

(画像は準備中です)

2007-04-30

弘前さくらまつり

4月30日 今日の弘前地方は、きれいな青空とは言えない薄雲の広がる天気でしたが、午後にかけて気温が上がったためか園内の桜がほとんど満開状態と言っても良い程でした。
少し遅れて咲き始める、ボート乗り場のある西堀の周りも満開に近いようです。
待ちかねていた桜が、程よい陽気に一気に開いてしまったのでしょう。
4月の連休最終日とあってか、人出も最高潮といったところです。
園内では、昼から花見の客達が車座になっての花見の宴に盛り上がっていました。
夜桜の宴は一層盛り上がることでしょう。

外堀の桜(裁判所前より追手門方向を望む)



下乗橋と天守閣を望む


石垣と桜


(弘前さくらまつりは4月21日~5月5日まで開催中です)

2007-04-28

弘前さくらまつり

ゴールデンウィーク初日の今日、弘前さくらまつりに行ってきました。

今日の弘前公園は、日当たりの良い外堀で桜が2~3分咲きといったところでしょうか。公園の中はまだほとんど咲いていない状態です。
5月に入ってからの連休のほうがきれいな花が観られそうです。


弘前さくらまつりは4月21日~5月5日まで開催中です

2007-04-27

岩手県立美術館


4月26日 岩手県立美術館へ行ってきました。
NHK日曜美術館30年展を観るためです。
NHK日曜美術館の番組で取り上げられた作家の中から選ばれた作品を一堂に展示する作品展です。
30年に及ぶ番組の中から厳選された作品を直に鑑賞できるまたとない機会です。

作品はどれも素晴らしく感動的でした。思わぬ作家の意外な作品に出会えたり、初めて見る本画の素晴らしさに、感激を新たにしたり・・・。
去り難い思いで帰路についたのでした。

                 写真は、岩手県立美術館正面入り口です


            写真は美術館正面を飾る舟越保武作
            『道東の四季-春-』(ブロンズ)の後姿です(逆光の為)


同展は4月7日(土)~5月13日(日)まで開催中です。

2007-04-24

弘前さくらまつり

今日の弘前地方は朝から雲ひとつない晴天となり、桜の開花宣言が行われました。
ゴールデンウィークは、きれいな花見が楽しめそうです。
会期中は、博多のドンタクと並んで最高の人出となりそうとの予想がされています。

弘前桜まつりは4月21日~5月5日まで開催中です

2007-04-21

弘前さくらまつり

弘前桜まつりが、今日開会しました。
今日は曇り日、なぜか初日はいつも曇り日のことが多いようです。
開花宣言はまだです。24日ごろと予想されています。
ゴールデンウィークはきれいな桜が楽しめそうです。

弘前さくらまつりは4月21日~5月5日まで開催中です

2007-03-11

凧揚げ大会


  青森県五所川原市で「五所川原全国凧揚げ大会」が催されました。



            写真は凧揚げ準備中の見事な大凧

2007-03-10

鬼のいる鳥居   

  神社の鳥居に鬼がいるのを見たことがありますか。

  青森県弘前市撫牛子八幡宮の鳥居には鬼の坐像が乗っています。普通、鬼といえば赤鬼・青鬼それに角が生えているわけですが、ここの鬼は緑色で角がありません。なんとも可愛らしい姿で鎮座しています。 この鬼は石で出来ているんですね。社前の掲示板によれば大正八年に櫻庭音吉という石工が創ったもののようです。
かつて此れを見た版画家の棟方志功も賞賛したという傑作な出来映えなんです。此れも掲示板によれば、悪霊・悪疫退散、鬼の神通力にあやかって強い子に育てとの願いが込められているようです。このほかに青森県内には数箇所に鳥居に鬼のいる神社があるようです。
  また弘前市の郊外鬼沢地区には、その名も「鬼神社」というのもあります。
鬼というものは、人々に悪さをするもの、怖いものというイメージあるわけですが、どうも青森県の霊界では鬼は庶民の味方であるようです。
興味をお持ちの方は、お訪ねに成ってみてはいかがでしょうか。


            弘前市撫牛子八幡宮鳥居の鬼坐像

2007-03-07

三月の雪

  一月二月とほとんど雪の降ることなく、陽気のうちに雛祭りも迎えこのまま春に・・・とは参らなかったようです。

西日本から舞い上がった低気圧が、昨夜から雪を連れてきたようです。所によってはこの冬一番の大雪となったところもあるようです。また三月になってから、「この冬一番の冷え込み」になるほどの異常気象振りです。

でも、空の色は紛れも無くもう春の色ですね。露地には早くも名も知れぬ草の芽が勢い付いています。卒業式、高校・大学の入試合格者発表とくればもう春へ一直線ですよね。
北国とはいえ、二三日も陽気が続けば街行くファッションは既に春景色。
もう冬へ後戻りは出来ません。

たまらなく東京の銀座・表参道辺りを逍遥したくなります。

とは言え今日も冷え込みそうです。外は雪がちらちら舞っています。

2007-03-01

春暖
いよいよ春ですね。心浮き立つ春ですね。今年の冬は未曾有のと言っても良いほどに異例ずくめの冬でした。おそらくよほどのご高齢の方でも経験が無いほどの「暖冬異変」ぶりであったと思います。もちろん私にとっても初めてのことでした。第一雪がほとんど降りません。忘れた頃申し訳程度に少しだけ降った雪もその後の連日の好天には見る影も無く消えてしまいます。
一年中で一番寒いはずの2月中のなんと天気良く暖かかったことか。東北地方日本海側のこの季節は何時も猛烈に降り積もった雪や、吹雪に難渋を強いられる生活が続きますが、今年は本当に大助かりでした。
でも、雪があってこその商売をされてる方達にとっては、まさに地獄のような冬だったでしょう。天は良いことも、悪いことも平等に分け与えて下さっているのかも知れません。
ところで、今年の夏は反対の意味での気象異変に見舞われそうな気がします。
「暖冬冷夏・・・」。気象庁の発表では冬も暖かく夏も平年並みに暑いそうですが、俗説と言われているこの言葉には永年の経験に裏打ちされた真実味がこもっているように思えます。
春から夏にかけての重要な水資源となる山間部の残雪が今年は少ないために、夏場の渇水が心配です。冷害か灌漑用水不足のため農作物の不作が心配ないとは言えません。そんなことが無いように祈りたいです。

2007-02-03

続・暖冬異変

今日も割合と穏やかな一日でした。
午前中は明るい太陽も顔をのぞかせて午後にかけては気温も上がりました。
昨夜からの少しばかり積もった雪もほとんど融けて無くなりました。
それでも、名残の雪でも掻き分けるように除雪車が来て路傍の雪を片付けて行きました。
小さな公園に降り積もった雪の上を学校帰りの小学生達が、嬉しそうに駆け回って黒い足跡を残して行きます。子供達は無邪気で乾いた道ではなくわざと雪の中を駆け回ります。靴の中に雪が入ることも意に介さず・・・。

暖冬のおかげで生活はとても楽です。昨年、一昨年と続いた大雪には正直音を上げました。毎朝晩雪かきをしなければなりません。それが結構重労働なのです。特に朝は、前夜に来た除雪車が道の両側に掻き寄せていった雪の塊を片付けなければ成りません。夜の冷え込みで氷塊のように硬くなった雪を砕くのは大変な労力が要ります。屋根に積もった雪も降ろさなければいけません。
雪がもたらす恩恵も沢山ありますが、マイナスの面もいろいろあります。あれこれ考えると、今年の暖かさには助かることの方が多いように思います。

夕方からは雨が降ったり止んだりしています。例年であれば雪になる筈なのに、上空の暖かさが雨に替えてしまったのでしょう。

今日は節分ですね。 豆まきや 恵方巻き食べ 節分会

2007-01-31

暖冬異変

  先日の新聞で、久しぶりに暖冬異変という見出しを目にしました。
暖冬異変・・・。この冬は聞きしに勝る暖冬異変です。
過去60年余の人生でこれほどの暖かい冬は経験が無いように思われます。
本州北端の青森県にもほとんど雪が降りません。たまに思い出したように少しは降ったかと思うと後に続く暖かさのために消えてしまいます。
野原には薄く残ってはいても道路は乾いています。
夏と変わりないほど快適なドライブも楽しめそうです。

  一般の生活者にとっては快適この上ない暖かさも冬物関係の業界さんには些か嘆きのタネになっているのではないでしょうか?
山間部でも平年の3分の1ほどの積雪量だそうです。八甲田山や岩木山ではスキーも楽しめそうですが、黒い地肌が見えてるゲレンデもありスキーどころではなさそうです。
先ほど見たNHKのニュースでは、新潟県でも雪は全く無くて今冬一日も営業していないスキー場もあるそうです。
暖房用の灯油が売れなくて業界では困惑しているようです。
冬野菜の出荷にも異変が起きているらしい。
暖かくて雪のない冬を恨めしく思っている人々も沢山いる事に思いを致します。
なにごとも、ほどほどにという訳にはなかなか行かないものですね。

  暖冬異変には別の問題も含まれていそうです。
「暖冬冷夏」という言葉もあります。暖かい冬に続く夏は冷たいと言われています。気象の専門家は科学的な根拠も統計的な根拠もないと言っていますが、私の経験でも、単なることわざや言い伝えとはいえない実感がこもっている言葉だと思います。過去の冷害や農作物の不作だった年は前年の暖冬に続いているような気がします。今年は米の不作の年に当たっているのではないかと心配しています。
このまま雪が降らない、あるいは例年に比べて極端に少ない状態が続くようであれば、おそらく今年の夏は水不足にも見舞われる年になりそうな気がしてなりません。山に雪がないと春から夏にかけての貴重な水源となる十分な積雪量が確保できなくなるからです。
一昨年、昨年と続いた豪雪に大変な苦労をされた方々も、これほどの暖冬ぶりには戸惑っておいでなのではないでしょうか。

何はともあれ、何事も適度であってほしいものですね。
今日からは、しばらくは雪の降る日が続きそうです・・・。

2007-01-21




五重塔

 一月も半ばを過ぎたのにこのところ一向に雪の降る気配がありません。
今日は朝から快晴と言っても良い程の青空で、自宅からも岩木山の頂上がくっきりと見えていました。
風も無く気温も暖かめです。

 こんな日は絶好の撮影日和なんですが、実は今日は曇り日の予想をしておりましたので考え込んでしまいました。

 朝食兼昼食を家族ととりながら、今日の内業をキャンセルしようか迷いつつ、心は撮影現場へ向かって徐々にシフトしていくのを抑え切れなくなっています。昨日あるパンフレットで弘前市最勝院の五重塔がとてもきれいに写っている写真を見ていましたので自分も写してみたいと思っていましたからこの上もないチャンスです。五重塔は、弘前市銅屋町という所にあります。五重塔は屋根の軒が長く張り出しているために、軒下がどうしても暗くなってしまいますが、西に傾きかけた光が狙い目です。それに先日降り積もった雪が残っていれば雪面からの反射光が補助光線に最適です。

2007-01-08

新年も、今日はもう八日目です。数日続いた穏やかな日々も一昨日あたりからは様変わりです。ほぼ全国的に冬の低気圧に覆われて、TVでは発達した低気圧による大嵐の来襲を告げております。青森県地方も昨日午後からはまるで台風のような大荒れとなりました。家屋などに被害も出ているようです。予想に反して大雪にはなりませんでしたが、長い人生の中でも冬のこの時期にこんなに荒れ狂うのは初めてのような気がします。
正月前に少しまとまった雪が降ったので、もしかしてそのまま根雪になるのかと思いましたが、今日現在雪はほとんどありません。青森市内で年末年始を通して積雪がゼロなんていうのはおよそ考えられないことです。大鰐温泉スキー場でさえ、ゲレンデの地肌が露出しているために、この11日~17日に予定していた第80回全日本学生スキー選手権大会が延期になるという椿事に至る程です。
とは言え、このまま雪の無い冬を送るわけにはいきません。週間予報では、この先当分は雪の降る日が続きそうです。早速今夜あたりから景色が白く染まりそうな気配が漂いはじめてきました。

2007-01-03

元旦のブログを作成し、未完のまま日付が変わり“下書きとして保存”しておいたのですが、二日のブログを書き込んだところ、元日の分が消えてしまったようです。せっかくのことと思い再び書き直して掲載しようと思い完成後編集し直している途中でまたまた行方不明となってしまいました。大変未熟なブロガーの悲哀を噛み締めております。
元日からのブログ発信を目指していましたのでここで三度目の正直で、消えたブログを再現して見たいと思います。

 今年の元旦は、初日の出こそは望めませんでしたが、時々は雲間から太陽も顔を出して風もほとんど無くて穏やかな新年の幕開けでした。
 私の住む青森県藤崎町(旧常盤村)では、元旦恒例の行事で今年で344回目を迎えるという「常盤八幡宮裸参り」が行われました。これは、12月中ごろから製作が行われた重さ300㎏といわれる大年縄を身を清めた締め込み一本の男衆が担ぎ、町内を練り歩きながら村社の八幡宮に奉納しこの年の収穫に感謝し、来る年の豊作を祈願する為の祭礼です。このあたりは、広大な津軽平野の一角に占める水田稲作地帯であることから、二基の鳥居に奉納される品々は全て土地の田圃で収穫されたお米の稲藁で製作されます。
 道中では、町内の人々が拍手で出迎え、知人・縁者たちとの交歓を交えながら、和やかな裡にも厳かに執り行われました。
社殿では、囃子方による登山囃子が奉納され、一の鳥居には日章旗に扁額、二の鳥居には大注連縄・福俵などが奉納され今日の祭礼は滞りなく終えることが出来ました。
この地方を代表する年中行事の一つとあって、TV局の取材や遠路からのカメラマンたちも撮影に訪れて祭りに賑わいを添えていました。
私も主催者からの依頼で、記録のための写真撮影に出向いた次第です。


正月二日目。今日も穏やかな一日でした。
今日は、近くの岩木山神社へ初詣に行ってきました。いつも大変な混雑なので午後に家を出て、一般にあまり知られていない道からの参詣としました。幸い何の不都合も無く、3時ごろには到着、参道の様子を撮影しながら本殿に向かう。思ったほどの混雑も無く初詣を済ませることができました。日光東照宮の陽明門を模したと言われる山門はさすがに大変立派でいつ見ても畏怖の念を抱かせられます。
帰りには、毎年恒例の家に飾るための絵馬を求めました。

2007-01-02

新年明けましておめでとうございます。
皆様には、輝かしい新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。
私の地方では、初日の出こそは望めませんでしたが、時々晴れ間も見えて大変穏やかな年明けとなりました。私の住む青森県藤崎町(旧常盤村)では今年で344回目となる常盤八幡宮裸参りが行われました。
年末から製作が行われました新しい年縄を身を清めた締め込み一本の男衆たちが担ぎ村社の八幡宮に奉納のため町内を練り歩きます。今年は雪も少なく、冷え込みも緩やかでしたので裸の男たちにとっても少しは楽であったことと思います。
かなり広く知られた行事のためTVの取材班をはじめ、遠路わざわざ取材に訪れたカメラマンたちも祭りの賑わいに花を添えていました。斯く言う私も主催者からの依頼もあって記録写真撮影のため行って来ました。
沿道では地域住民の暖かい出迎えを受け、それぞれの知人や縁者たちとの交流を交えながら無事八幡宮に到着、手際よく鳥居に納められ祭りは無事に終了しました。