2008-12-23

続々・冬の林檎園から・・・


前回は、リンゴの樹に薄らと積もった雪景色の林檎園をご紹介しましたが、今回はさらに本格的に降り積もった様子をお知らせしようと思います。
昨夜まで降り積もった雪が止んできれいな青空となりましたので急いで出かけて見ました。
さすがに園地の雪も深く、防寒の長靴が半分くらい雪に埋もれてしまいそうでした。
ご覧のように、樹上のリンゴもこんもりと雪に包まれています。
園内では、きっと想いを同じくした先客のカメラマンが撮影中でした。
光線の具合や、樹の形など構図を決めるのにも結構苦労が入ります。
この樹の周りにも樹がありますので、カメラの位置を自由に選択できないもどかしさがあります。
それでもこの日は、純白の園地をキャンバスにきれいな青空に浮かんだ赤いリンゴの写真を写せてとてもハッピーでした。


白いキャンバス、青い空、赤いリンゴ・・・。

2008-12-14

続・冬の林檎園から・・・


昨日、一昨日と小雪の降る日が続き今朝起きてみたら空がきれいに晴れていたので、これはチャンスと思い前回お知らせした道の駅なみおか「アップル ヒル」に行って来ました。
林檎園は一面に真っ白い雪で覆われて、青空に浮かぶように白い綿帽子を被った赤いリンゴたちが輝いていました。
構図も色も単純化され、その分いっそうリンゴの赤い色が鮮やかに引き立って見えます。
広い林檎園のそこだけに残された異空間はなぜかしら幸せを感じさせてくれます。
このリンゴは12月末ころには収穫されるそうですが、その頃には全くの完熟リンゴとなっていることでしょう。このリンゴを口に運べる人たちこそは、本当の幸せ者たちと言えるでしょう。

うっすらと雪化粧をした、冬のリンゴたち。

2008-12-05

冬の林檎園から・・・

国道7号線の終点近く、青森市浪岡(旧浪岡町)に道の駅「アップル・ヒル」があります。
ここは文字通り、一帯が丘陵地帯になった林檎園の一角にあります。と言うか林檎園の一部が道の駅そのものになっていると言っても良いようです。
ここの売りはもちろんリンゴですが、この時期リンゴの収穫は既に終わっておりまして、林檎樹は裸木同然なのですが、2本だけまだリンゴが生っている木があります。これはここを訪れる観光客達の観賞用に残しているもののようです。
葉っぱは既にほとんど散っていますので、林檎樹の木立の中に透けて見える赤い林檎の生る風景はとても印象的なものがあります。
これから雪の季節を迎えますが、赤いリンゴに降り積もった真っ白い雪とのコントラストは、特に晴天の日の青空を背景にしたときの美しさは素晴らしいものがあります。
私はこの取り残されたリンゴを、雪の前に見ておきたくて行ってきました。
リンゴは、樹の上の方は収穫されて残っているのは手の届く範囲内の高さだけでしたが、少し残った葉っぱも紅葉したりして、赤いリンゴと黄色い紅葉とのコントラストは、秋に見る風景とは違った穏やかな印象を与えてくれました。
園の人の話では、品種は“サンフジ”とのことでした。これは袋かけをしていない“ふじ”のことです。
このリンゴは12月いっぱいくらいまでは生らせておくということでしたので、興味のある方は出かけて見るのも一興かと思います。


写真愛好の方には、雪の後の晴天が狙い目だと思います。午前中が良いでしょう。
防寒具の準備はおわすれなく・・・。




早い午前中はほとんど快晴に近い晴天でしたが、昼近くには雲が出て残念でした。


まだ残っている葉っぱは黄色く紅葉していました。


道の駅では、この地区で生産されたリンゴが販売されています。
贈答用から自家消費用までいろいろありそうです。
特に今年は、春と秋に雹の被害を受けたリンゴが「ひょうたくん」と称して割安で販売されていますので家庭用にはお徳かと思います。

2008-11-08

買いました!

EPSON PX-G5300

今まで愛用してきた、インクジェット・プリンター EPSON PX-G5000が内部部品の不都合により作動しなくなりとても困っておりました。
いろいろと逡巡した挙句に、家人の内助の功もあり思い切って新しく買い換える事としました。
お目当てはもちろん、新発売のPX-G5300です。
漸くの思いで接続、ソフトのインストールを完了。テストしてみると思いのほか簡単に試運転も完了。
新しいインクと共に新機能も入り、プリントが楽しくなりそうです。

2008-10-29


これなぁに・・・? 002

衝撃的偶然の芸術

これは何でしょうか?

そぉ、これは道路の側溝にかかっているグレーチングの蓋でした。

ちょっと普通と違うところは、その見事な変形による造形美?なのです。

普通は直線の桝目でできていますが、これはどんな芸術家も創造できないような見事な変形ぶりです。

察するところ、これは冬の除雪の際に除雪車のブレードで引っ掛けられて急激に強力な衝撃を加えられたためにできたものと思われます。

それにしても見事ですよね。創ろうたってできるものではありませんよ。

衝撃的な芸術は偶然によって生まれるもののようです。

あるいは、偶然的な作用によっても芸術は生まれる。とでも言うべきか?


21世紀的モダーンアート


Photo Sketch・・・ 010

ここにも小さな秋が・・・

朝の買い物の途中で見かけた小さな秋・・・。

建物の壁に絡みついたぶどうのつるが紅葉して、黄色く染まっていました。

少し古ぼけた壁の色に寄り添うように、もしくは壁の方でぶどうのつるに合わせて染まったような、そこだけが少し周りの色とは趣を異にしているのでした。

ぶどうは既に収穫されて、子らのおやつにでもなったのでしょうか。

まもなく吹きすさぶ木枯らしの訪れを前に、精一杯命を燃やしているようです。




壁に寄り添う小さな秋。

2008-10-27

Photo Sketch・・・ 009

白い犬

車の窓から顔を出し、辺りをきょろきょろと見回している白い犬。
大きな目玉を動かして、時々私を見ている。
コロコロとよく引き締まったその躯体を狭い車の中では物足りなさそうに、右に左に動きまわる。
「こんな天気の良い日には俺だって思いっきり外で遊びたいようっ。」と思っているのかも知れない。

小さな旅の途中で見た白い犬
Photo Sketch・・・ 008
秋の彩り

晴れた日の朝、珍しく早い時間に小用がてら村内を散策する。
何時も給油をお願いする農協のガソリンスタンドの脇にある、ドーム型の倉庫の壁面に絡まった蔦が紅葉し赤や黄に染まっている。
ここは、元は壁一面にびっしりと蔦や烏瓜が茂っていた場所であるが、今は写真で見るように少し寂しい面影を漂わせている。それでも、健気にも生き残った蔦が、半円形のキャンバスに己の存在を誇示するように息づいて、今は来るべき冬の訪れを前に全霊を傾けて色づいているのかと思うと何とも愛しくなる、私の好きな場所でもあるのだ。

穏やかな秋の陽を受けて彩る、蔦模様。

2008-10-13

晩秋の名月

今日、10月13日は旧暦の9月15日の満月でした。

快晴の空に空気も澄み渡り、とても素晴らしい満月を鑑賞することができました。ところで、先月の旧暦八月十五日のお月見のことを「中秋の名月」と題してブログに書き込んだ後で、 はて中秋の名月とはいつのことだろうと思い調べて見ましたところ、旧暦では七月~九月までが秋で七・八・九月をそれぞれ初秋・中秋・晩秋と言うそうで、私の表記は間違っていなかったようです。
因みに、旧暦八月十五日(十五夜)・・・中秋の名月
      旧暦九月十三日(十三夜)・・・後の名月
と言うそうです。
十三夜も冷たく澄み切った夜空に素晴らしい名月を観る事ができました。
そして今日が旧暦九月十五日の満月の日です。
十三夜月もすばらしかったですが、やはり満月は格が違うようです。とくに写真では満月に限るような気が致します。
そんな満月を写真にして見ましたので、十五夜の月と比較しながらご覧下されば嬉しいです。




晩秋の名月




2008-10-05

秋の林檎園便り

「田んぼアート稲刈り体験ツアー」の帰途、途中の林檎園に立ち寄りました。 たわわに実った赤いリンゴが素晴らしく美しかったので、撮影させていただこうと思のいでした。

実は今年のリンゴは、春先からの天変異変により農家を困らせております。

今年の春はとてもどころか異常に暖かく、開花が早かったため結実も早かったのですが、そこに突然襲ったのが、雹による災害でした。せっかく実ったリンゴのかなりのものが雹害による傷のため生食用リンゴの生産が望めなくなり農家の人たちをひどく失望させました。

それでも、行政などの支援もありなんとか気を取り直し再起をかけてがんばってきたのですが、一部は収穫間際になったリンゴに再びの雹害を受ける羽目になってしまいました。

漸く立ち直りかけた農家の人々にとってこれは大きな打撃となりました。

私が訪れた畑でも、遠目には一様にきれいに見えた林檎も近くで見るとかなり痛んでとても生食用には販売できないようなのが見受けられました。
リンゴが泣いているようで、辛い想いでした。

それでも見事に実った赤い林檎は、美しくも見るものに力を与えてくれるようで感謝しながら撮影させていただきました。


健気にも赤く実ったリンゴたち。
'08 田んぼ de Art 004


   田んぼアート 稲刈り体験ツアー


春から綴ってきました、『田んぼ de Art』も今日が最終回です。
田植えに始まり、順調に生育を続けてきた田んぼの稲も今日刈り取りの日を迎えました。
稲刈り体験ツアーに各地から参集したおよそ800名からなる参加者の皆さんにより刈り取られました。

今日は朝から薄日の射す穏やかな天候で、絶好の稲刈り日和となりました。親子連れや、グループの人、個人参加と今日の日を楽しみにして集まった人々と車で村役場周辺は溢れるほどでした。

8:30'頃より少し遅れて開会式があり、主催者挨拶の後注意事項などのお知らせ、簡単な技術指導を受けそれぞれが鎌を手に田んぼへ向かいました。

今日の刈り取りは、『夷様』『大黒様』の周囲だけのようで、それぞれの持ち場を初めての人も手馴れた人も和やかな談笑を交わしながら作業は続けられます。広大な田んぼも大勢の手で瞬く間に刈り取られていきました。
11:00頃には大方の作業も終了し、今日の稲刈りは無事に終わることができました。
あとには、『夷様』『大黒様』の姿だけが田んぼの中に残されました。
刈り取った稲ははさ木にかけられて乾燥されます。

稲刈りの後は、恒例の豚汁と新米のおにぎりで昼食が振舞われ、思い々々の場所で柔らかい秋の日差しを浴びながら収穫の喜びを堪能していたようです。
毎年、外国人の方も参加するのですが、最近は日本での生活にも慣れた方達も多いようで、皆違和感なく最も日本的なと言える野外でのパーティーを楽しんでいるようでした。


大勢の参加者に刈り取られる「田んぼアート」

2008-09-27

「せばいはま」って解りますか?

「せばいはま」って聞いたことありますか?
おそらくないでしょうね!
私はその昔、某実業系の高校に通っていたんですが、水理学という学科がありまして、学科長が担任なんですが、彼氏の曰く「せばいはま」。
はじめ聞いたときは一体何のことか解らなくて???でしたよ。
それでね授業の内容と彼の文脈とを突き合わせてよく考えてみると水路の幅のことを言っているのでした。
つまり「せばいはま」は「せまいはば」即ち「狭い幅」のことだったのですね。
水路の狭い幅のことを、彼は何のためらいも無く実に流暢な日本語で丁寧にも繰り返し繰り返し「せばいはま」と言っているのでした。

こんなこともありましたよ。
計算式を読み上げるのに例えば、
「イーぷらすビーはいこーるシー」であるから・・・・
と言うので「e+b=c」のことだと思いノートに書くのですが、なんだか変なのですよ。可笑しいな~と思いよくよく聞いてみるとそれは「a+b=c」のことだったのですね。彼はアルファベットの「A」「E」の発音を類まれな完璧さで反対に発音できる達人だったのでした。

2008-09-17

'08 田んぼ de Art 003


青森県田舎館村の田んぼあーとが愈々黄色く色づいてきました。
九月中ごろより絶好の好天が続き、13~15日の三連休はもとよりその後の平日さえも続々と見物のお客様たちがバスや自家用車で駆けつけています。
時には駐車場の車が半分くらい県外ナンバーで占められるほどです。
ある日の私の経験では、青森空港への着陸態勢に入ったJAL機が態々航路を少し外して?上空を通過していたように思います。あれはきっとキャプテンの肝いりでお客様にサービスしていたのではないかと感じました。
これから九月下旬にかけては、「戎様」「大黒様」の周りの稲が素晴らしい黄金色に染めつくされることでしょう。
田んぼアートの刈り取りは10月5日、午前9:00から行われます。
誰でも参加できます。

愈々佳境ににお入った「田んぼあーと」



2008-09-15

中秋の名月

暦の上では昨日が旧暦八月十五日の「十五夜」と言うことで、いわゆるお月見の日でしたが、本当の満月は今日(旧暦八月十六日)なのでそうで、今夜の月を撮影しました。
今日は、一昨日から続く日本晴れのような、晴天で空気もよく澄み切っていましたので絶好の観月日和となりました。
Nikon D2H+300mmの画像は少し頼り無げで、「兎の餅つき」こそ写っていませんが月のクレーターらしき模様はきちんと映っています。

旧八月十六日の満月

2008-09-14

空缶 de 壁画

色とりどりの空缶を繋げて製作した『空缶壁画』が完成しました。

青森県立浪岡高校(青森市《旧浪岡町》浪岡)三年生が卒業記念に『浪高祭』に合わせて制作展示するものです。

十九回目という今年のテーマは青森県産品をアピールするキャラクターの 「決め手くん」です。

地元紙によると  使用缶数:21,000個
            大きさ  :縦10m×横20m だそうです。

このイヴェントは、すっかり地域に根付き今ではこの地域に無くてはならない風物詩となっています。
永年に亘って先輩達から受け継がれたノウハウの賜物か、年々レベルも向上しているように見受けられます。

私は、数年前よりこのイヴェントを撮影していますが、今年はニュースで知り壁画が懸けられるというその日に行ってきました。
当日は、日本晴れとも言える晴天に恵まれ、さぞかし素晴らしい壁画を拝見できるものと勇んで出かけましたが、余りの好天のため壁画全体が太陽の反射を受けてそれはただ眩しく輝いているのでした。

撮影には、不都合なために少し太陽が傾くのを待って飾り立ての壁画を撮影することができました。
壁画は十月中旬ごろまで展示されるそうです。

浪高祭恒例の空缶壁画、今年のテーマは「決め手くん」です。
『空缶 de 壁画』は一連の私の作品名です。

2008-08-29

??!!・・・




こんなことってある?



今日の朝食(昼食?)に出た焼き魚を食べようとして??。



ホッケの開きだったのですが、普通に考えると開きの半身には骨が付いて、反対の半身には当然のことに骨は付きませんが食べようとした魚を見て目を疑ってしまいました。なんと両方にちゃんと骨がついているではありませんか?



これって別々に開いた切り身を並べてあるのではないのですよ。



元は一体の魚で在る証拠に皮はちゃんとくっついています。



家人に話したら、開くときに骨も切っちゃったのでしょうとのこと。


そんなことでしたら余程の達人が余程の切れる包丁で切り開いたとしても、骨を切るときの抵抗が全く感じられなかったのでしょうか?


そんなことがあるはずがありません。


それに骨には切り傷は全くありませんでしたよ。


両方ともちゃんとあるべき姿をしていましたし。


両方の骨とも魚肉にちゃんとくっついていましたよ。



当たり前のことながら、こんなことって初めてのことです。



証拠の写真もバッチリ撮って置きましたのでぜひ見てください。



一匹の魚である証拠に、切り身同士の皮はちゃんとくっついています。
          右のほうは、分かりやすくするために魚肉から外したものです。
          絶対にトリックなんかではありません。

 これは、半分だけ食べ終わった後で皮の上に骨を置いてみたところです。

2008-07-30

'08 黒石ねぷたまつり

青森県黒石市でねぷたまつりが始まりました。

黒石ねぷたまつりは、弘前ねぷたまつりより2日早い30日に始まりまた。

この日は、合同運行で市内中心部にある御幸公園に参加70数台のねぷたが一堂に集まり、開会式の後順次市内を練り廻ります。

びっしりと会場を埋め尽くしたねぷたの群れは実に壮観です。

津軽地方各地で催されるねぷたまつりですが、黒石ねぷたの特徴は、各ねぷたの描画の素晴らしさにあるのではないかと思います。

有名な絵師達は弘前市近在に集中しているようですが、余りマスコミなどで取り上げられることの無い黒石ねぷたの絵師達の方がスゴ腕なのではないかと思っています。

昔から「黒石ねぷたはいいよ!」と言われていたのですが、そのときは何のことかよくわからないままに過ごしていました。それは写真に映った絵を見比べてみて納得したことでした。実に繊細なのです。


7月30日から始まった黒石ねぷたまつり

2008-07-26

そばの花が花盛りです
                                                純白の花が一面に咲いています。
以前は冷涼な山間地にしか見られなかった蕎麦ですが、このところの蕎麦ブームと農政の転換による水田の減反によって生じた休耕田の活用として蕎麦の作付けがいわゆる水田単作地帯でも見られるようになりました。
写真の畑は休耕田ではないようですが、数年前までは耕作放棄地のようになっていました。今春ごろトラクターで土を起こしていましたので、何か植えるのだろうと思っておりましたら、蕎麦の花が咲き始めました。
周りは住宅地に囲まれていますが、もともとは農地だったところですから、何にせよすぐに植え付けが可能だったのです。
農家もいろいろと大変でしょうけど、知恵を絞って時代の変化を読み取り、めくるめく農政に振り回されない営農を考えなければならない時代になったようです。美味しい蕎麦の収穫を期待したいものです。

一面に純白のはなが・・・。

2008-07-20

17th クラシックカー・ミーティング


青森県黒石市で今年も一日限りのクラシックカー展示が行われました。
正しくは「クラシックカークラブ青森ミーティングinこみせ」というのだそうです。
各地から、参加者自慢のオールドカーを自走で乗り入れ各自のブースに展示しながら、オーナー同士の交流やファン達との交歓を楽しみながら楽しい一日を過ごします。
この日は、モーター・ファン垂涎の名車や懐かしさがこみ上げてくるような往年のスター達170台ほどが街の一角を占領し訪れた人々が思い思いにお目当ての車をじっくり眺めたり写真を写すなどして楽しんでいました。





 往年の名車たちも古い街並みにも

        違和感無く溶け込むように溶け込むように・・・

2008-07-13

'08 田んぼ de Art 002
田舎館村の田んぼあーとはすくすくと順調に成育し、緑濃い夏色の田んぼの中に「戎様」「大黒様」が鮮やかに姿を現しています。
全体に緑を基調とした田んぼの中で、白稲の部分だけが特に文字通り異色を放って目立つ存在となっています。
スポンサー名の部分が抜き取られたことは前回記載の通りですが、そのことは全く意識する必要が無いほどに「戎様」「大黒様」の存在感は十分に見応えのあるものです。
展望台を訪れるお客様たちの異口同音の感動の声を聞きながらシャッターを切り続けています。

すっかり緑色に染まった「田んぼあーと」



紫陽花の花が咲きました

梅雨の季節も半ばごろとなりましたが、東北地方は今頃が紫陽花の見頃です                                             雨上がりのひと時を近くの小公園に出かけ紫陽花の花を撮影してきました。 紫陽花には雨がよく似合うと言いますが、紫陽花の写真にはどうしても雨の雫が必要です。乾いた紫陽花の写真はどうしてもさまにならないようです。  時々そぼ降る小雨の中で、黙々とシャッターを切り続けました。


そのときの紫陽花の花です。

2008-07-11

梔子の花
梔子の花が咲きました。
甘酸っぱく爽やかな香りを放つ梔子の花が好きです。
家を持たない頃から、梔子の鉢植えだけは育てるようにしてきました。
暖かいところでは、垣根にしているところもあるようですが、青森地方では冬の管理が難しいようで、部屋の中で育てています。
買ったときは、小さな可愛い鉢植えだったものが一年ごとに大きくなり、それは楽しみであり喜びでもあるのですが、数年経つと立派な樹木となり鉢植えの移動が苦労に思えるほどです。
その梔子が今年もいっぱいの蕾をつけて、この頃咲き始めました。
神々しいほどの純白の花をつけて、爽やかな香りを降り注いでいます。
そんな梔子の花を、雨上がりのころあいを見て部屋の中から望遠レンズで撮影してみました。

2008-07-06

点滴

頭痛、めまい、吐き気。TVで報道される、真夏の急患とそっくりな症状に悩まされ、とうとう点滴をされる羽目になりました。

原因は、先のブログで報告したにんにく畑です。

作業そのものは、辛いものではなく順調・快調に進んでいたのですが寄る年波に慣れない畑仕事は少しきつかったようです。中二日をおいて三日目の作業が終わった後でダウンしました。

皆さんもお気をつけください。

2時間余り見続けていた点滴。その間小用2回。

2008-07-05

'08 田んぼ de Art 001



年を追うごとに上達し人気も高まる田舎館村の「田圃アート」ですが、今年も順調に生育し絵模様が水面のなかにはっきりと現れてきました。

今年のデザインは、日本人ならどなたもお馴染みの『戎様』と『大黒様』です。
左側の田圃には『大黒様』右側の田圃には『戎様』がきれいに姿を現しました。昨年までは三色の稲を使って描いていましたが、今年は白っぽい稲を植えて大黒様の袋と戎様の波頭を表し中々の芸の細やかさを発揮しています。

これから、九月中旬頃までにかけては季節ごとに色合いを変えて田の面に浮かぶ巨大な恵比寿・大黒さまを拝顔できることでしょう。

水面の中に浮かぶ「田んぼアート」、
下部にはJALと東奥日報のマークが。

ところで、今年の田圃アートにはちょっとしたニュースがあります。田んぼアートは「むらおこし推進協議会」が中心となって運営しているようですが、観客が増えるほどに経費も嵩み、その捻出のために募金箱も設けているのですが、到底間に合わないようで、今年からスポンサーが付くようになったらしいです。それが上掲のJALと東奥日報で、両者のロゴがきれいに描かれています。 また東奥日報では展望台にカメラを設置してウェブ上で常時観察できるようにしました。
ところが今になって田んぼを提供している所有者の方からクレームがありロゴマークの部分が抜き取られてしまいました。ウェブカメラの画像も見られなくなりました。ちょっと寂しくて残念なことなりました。しかし、本命の『戎様』『大黒様』は申し分なく立派に描かれているので、全体として大きなデザイン上の破綻はないように思います。季節と共に表情を変える田んぼアートが今まで以上に沢山の観光客に喜ばれることを願っています。

 稲の生長に連れて漸く鮮やかに見え始めた田んぼアートですが、                       スポンサーのロゴは抜き取られてしまいました。

2008-06-30

'08 五所川原立佞武多

五所川原市立佞武多の館へ行ってきました。

五所川原立佞武多は回を重ねるごとに人気が高まり、今年の祭りもあと一月余りとなりました。                                     大型の新しい立佞武多が毎年一台ずつ更新され、今年の新作も完成し館に展示されましたので、私のブログをご覧の皆様にも一足早くお目にかけたく、見学してきました。今年の新作は『不撓不屈』と言うタイトルです。              自分の信念を貫いた戦国時代の武将「立花道雪」の不撓不屈の精神を表し、不安に揺れ動く現代社会への警鐘を表現しているようです。          五所川原立佞武多は弘前ねぷたまつりや青森ねぶたまつりと開催日がずれているので、どちらのまつりもゆっくり鑑賞できるという利点があります。   まつりファンの方には、心のざわめきを抑えきれぬ、暑い夏がもうすぐそこまできています。                                                 

平成二十年初陣の『不撓不屈』                                                                                                                                 
                                                                                                                           (五所川原立武多は8月4日~8日まで開催されます。)

2008-06-21

にんにく

にんにくの収穫に行って来ました。

と言っても自分の畑ではありません。

日頃お世話を頂いている農家のご主人に頼まれてお手伝いに行ったのです。

ご主人が、トラクターの後ろに付いた鋤のような機械で掘り起こしたにんにくの茎を切り落とすのが私の仕事です。

にんにくは一本の茎に一個の実が生っています。

それを剪定鋏のようなもので一本ずつ切り取っていきます。           にんにくは、収穫した後もいろいろと人手がかかるようです。          スーパーマーケットなどの棚に並ぶまでには、農家の人たちの愛情がいっぱい篭められており、その幾分かもがあのプライスタッグには付いているのだと思いました。


収穫を終えたばかりのにんにくたち                                       根を切り取った後で一個ずつ茎を切り落としていきます。


2008-06-02

山法師

庭に咲いた山法師の花。


昨年、庭に植えた山法師が見事に花を咲かせてくれた。
桜などの花木があらかた咲き終えて、少し寂しげになった頃に漸く咲き始め、枝々にいっぱいの花を咲き誇り、家族のみならず道行く人たちの目も楽しませてくれている。

一両日雨があり、まだ雫が乾き切らぬ間に写しとめて見た。

潤んだ葉っぱの鮮やかさが一層増して、花びらとのコントラストが本当に美しいと思う。家人もことのほか気に入っているようである。

2008-06-01

田圃アートで田植え

全国的に、すっかり有名になった田舎館村の田圃アートで今日田植えが行われました。(私はいけませんでしたが・・・)
朝から冷たい雨の降る中、地元紙によると1,500人の人たちが田植えに参加したそうです。
今年のデザインは、『恵比寿様』と『大黒様』です。
今年は「津軽ロマン」「紫稲」「黄稲」「赤米」に加えて白色を表現する色素の薄い稲を植えて5種類の色で表現するそうです。
稲の生長にあわせて微妙に変化する色模様が今からとても楽しみです。
なお、今年からは地元の東奥日報が田舎館村役場の展望台にライブカメラを設置し、常時観測(見学)できるようにしたとのことです。
早速私も見てみましたが、自分でもカメラを遠隔操作できるので田植えの様子がよくわかりました。
少し模様が現れるようになったら行ってみたいと思います。
そのときに画像を添付しますので、お楽しみに・・・。

2008-03-10

Photo Sketch 007

椿が咲きました

十数年来、家人が大切に育ててきた、鉢植えの椿が一週間ほど前から咲き始めました。

九州の親類から贈られた、白い斑入りの赤い椿です。

家人が何か手入れに秘策を凝らしたらしく、今年は花も大きく花弁も艶やかで力が漲っているように見えます。

ここ数日の陽気と玄関の陽だまりに置いたおかげで次々と新しい花が開き始め長く雪に閉ざされていた我が家にも漸く華やいだ明るさが戻ってきたようです。

今日は、余り風も無く程よい明るさのため最適な撮影日和でした。


葉のつやもよく、美しく大きな花を咲かせました。
花心はいつも写真家の心を引き付ける魅力があります。

2008-03-08

早春の弘前公園

春の日差しに誘われて弘前公園を散歩してきました。                園内は、通路を除いてはまだ雪が結構残っていました。             弘前市民会館を抜けていくと市立博物館の茶色い建物が見えてきます     丸く融けた雪のくぼみの中に博物館の案内板が人待ち顔に立っていました。

今日は、ここからスタートです。

博物館では今、「博物館の雛まつり」展が開かれていました。(1月12日~3月23日マデ)
建物の入り口には、とてもきれいな垂れ幕がかかっていました。ちょうど光線の具合もよく絵になる光景だと思ったので早速写して見ました。今日は入館見学は割愛して、先へ進みます。以前に見たことがありますが、多分津軽家に伝わる古い雛人形などの展示が行われていることでしょう。

    入り口には「博物館の雛まつり」展を告げる                                きれいな垂れ幕がかかっていました。                                       (雛まつり展は3月23日マデ)

弘前公園のメーンはなんと言っても本丸にそびえる天守閣でしょう。赤い欄干の下乗橋の上から見る天守閣は、石垣の美しい曲線と相まって素晴らしい景観を見せてくれます。雲ひとつ無く晴れた午後の陽射しを受けて白壁の美しさがひときわ輝いているように見えました。十万石の城下町ではありましたが、当時の城郭がほとんどそのままに残っているのはとても貴重なことです。  私は、この城を写すときは余り橋を入れることが無いのですが、今回はなぜか赤い欄干を入れて写して見たくなりました。 天守閣を右に眺め進むと本丸の広場に出ます。ここは花見の季節にはひきもきらぬ人並みで埋め尽くされる場所です。 早朝からの花見席の場所取り合戦の本丸でもあります。          ここを西の方へ進むとあの秀麗な岩木山が一望の下に眺められる絶景の場所です。そして二月の雪灯篭まつりの時には、眼下に並んだ数百個ものミニかまくらが火影に揺れて訪れる人々の心を轟かせる場所でもあります。

下乗橋より天守閣を望む。赤い欄干もきれいに塗られて                               古色な周りの風景とは対照的な美しさがとても印象的でした。

※この城の石垣は、永年の経過による変位が見られるため、近く市と文化庁による調査が行われ、その結果によっては大規模な修復工事が行われる可能性があります。その場合は、当分の間今のような姿での鑑賞ができなくなることも考えられます。

2008-03-02

         雪はふる



               雪はふる

               音も無く

               ただ一すじの糸のように

               弥生の空に

               雪はふる

               静かな夜

               やわらかに

               裸木をかざる

               白い華

               やむこともなく

               ただひとすじの糸のように

               雪はふる・・・

2008-03-01

三月ですね~



つい先ごろ正月を迎えたばかりと思っていましたのに、もう三月になってしまいました。



一月は、正月早々から村の行事に駆り出され、帰任する子らの家族を見り、三日に漸く初詣をし、それから、正月に撮影した写真の整理やプリントなど結構忙しく過ごしたつもり・・・。

そう言えば久々に「成人式」行ったなぁ。もちろん自分のじゃありませんよ。

大変な天気だったけど、撮影はそれなりに楽しかったなぁ。
若い子たちはカメラを向けるとどんどん積極的にトライしてくるんですよね。
自分から得意のポーズを付けてくれたりしてね。
群集心理って言うのもあるんでしょうね。
場馴れしてるっていうこともあるかな。
他のマメラマンにポーズしてるグループがいると挑発されたように乗ってくるんですよ。
若い人たちにもみくちゃにされながらもとても楽しいひと時でした。


「二月は逃げるって言うからね・・・」と家人と語り合っていたのも束の間。   ほんとにあっという間に二月は過ぎ去ってしまったのでした。

    二月の思い出 

       弘前城雪燈籠まつりに行ったこと

       乳穂ヶ滝の撮影に行ったこと

       自宅にかまくらを作ったこと

    孫が誕生日を迎えたこと

かな・・・。

それなりに充実していたのかも?


窓の外を高校生が通るのを見て、「今日は生徒達の帰りが早いねー」と話しながら、そう言えば先日の新聞に大学・高校の卒業式予定表が載っていたのを思い出し、身内にそういう年頃の子がいないと、そのことさえも迂闊に忘れてしまいそうになっている自分に改めて気付かされる思いがします。
そー。あの子達は卒業式を終わって帰ってきたひとたちなんですね。きっと。

確定申告を忘れないようにしなくっちゃー。

というわけで、三月も結構忙しそうです。

2008-02-20

乳穂ヶ滝氷結

青森県中津軽郡西目屋村に乳穂ヶ滝(におがたき)という滝があります。

案内板によると、高さが33mあり、滝の背後には不動尊が祀ってあり、滝自体が信仰の対象になっています。

西目屋村は県内でも有数の豪雪地帯で、岩木川の源流部にあたる山村のため冬の寒さも相当なものです。

この滝が冬になると凍りついて上から下まで繋がった一本の氷の柱になります。

古来よりその太さの具合によって農作物の豊凶を占う風習があります。

数年来、暖冬のためこの滝の氷柱が繋がらないことが続いていたのですが、今年は見事に繋がったとのことで、私も出かけて見ました。

乳穂(にお)というのは元来は、津軽地方では稲の収穫後に脱穀までの間刈り取った稲束を積み上げて自然乾燥させるのですが、その積み上げた形がちょうど乳房のようなことから乳穂といわれたようです。今は機械で乾燥しますので乳穂を見かけることはほとんどありません。

乳穂ヶ滝の命名のことですが、冬季間に凍りついた氷柱の基部はふっくらとした乳房のように盛り上がった形をしていたことから付いたのではないかと思われます。今年の凍り具合は、近年の女性達のダイエット指向のせいでもないでしょうが、心なしか少し寂しげなふくらみ具合でした。

それでも氷柱そのものは見事なもので参拝(見物)に訪れた人々は皆「ほーっ」と感動の声を上げて見上げるのです。

近年この滝を見物に訪れる人々が多いことから、数年前より夜間のライトアップが行われています。

昼と夜の両方の写真を撮ってきましたのでご覧ください。


日中に神木の杉木立の間から見た乳穂ヶ滝

夜はこのように三色の光にライトアップされて・・・。                                基部のふくらみはスリムな感じでした。

2008-02-17

Photo Sketch 006
     ・・雪でかまくらを作りました・・


1月19日のブログで雪かきのことを書きましたが、そのときに触れた“かまくら”のことですが、今日漸く点灯にこぎつけました。

このところ少しずつまとまった雪が降り続いたので庭に積み上げておいたのです。

積み上げた雪山が落ち着いた頃を見計らい、昨夜遅くに掘り始めました。

昨夜のうちにほとんど形を整え、大安吉日の今日を初点火の日としました。火には人の心を揺さぶるものがありますので、初めて火を使うときは験を担ぎたくなるものです。

夕暮れ時を待って雪山にできた祠に蝋燭を灯し、少し神妙な心地して一礼をし揺ら揺ら揺れる灯を家人と共に暫し眺め記念の写真を撮りました。

今年は庭が少し狭くなったので、大きな雪山を一つだけとして、その分かまくらも大きめにして見ました。

特大の蝋燭を立てたのでとても明るく、祠中をめぐった光が幾重にも反射して、暖かい大きな火の玉となって目に飛び込んできます。

寒いながらもとても厳かな気分に浸りながらかまくらを楽しむ事ができました。



こんな感じです。全体の高さは3mくらいあります。
祠の大きさは大人が胡坐で座れるくらいです。

2008-02-14

Photo Sketch 005

   ・・弘前城雪燈籠まつりは終了しました・・

2月8日から催されていました「弘前城雪燈籠まつり」は好評のうちに11日に終了しました。
今年のまつり期間中の来場者は、昨年よりも8万人くらい多かったと言うことでした。
私も期間中、連続3日間撮影に通いました。私のメーンの狙いは、本丸から見下ろすミニかまくら群です。(8日のブログに画像添付)
ミニかまくらはまだ薄明るい頃から点灯されますが、始めのうちは灯が灯っていることさえも分からないほどなのに、次第に夕闇が濃くなると少しずつミニかまくらの明るさが増してついには完全にミニかまくらから放たれる光による幻想の空間に辺りを包んでしまいます。
訪れるどの人も皆等しく驚きの声をあげずにはいられない光景です。
私は、明るいミニかまくらとその背後に佇む木立の黒い影、そして上空に残る在るか無しかの微かな明るみが漂ったその瞬間が一番好きです。その瞬間を捉えるために3日間寒さを堪えて私はそこに佇むのです。
まつり会場には、沢山の雪灯籠が立ち並んでいます。
その雪灯籠には、地元の「錦絵」の会の仲間達の手による作品が嵌め込まれていて、背後からの灯りで絵柄が浮き上がるようになっています。
絵画のことを詳しく記述するほどの知識を私は持ち合わせないのですが、多くの場合武将や美人画が描かれることが多いようです。
何はともあれ、暗闇に佇む雪灯篭のほのかな灯りに醸し出されて浮き出す幽玄の世界に皆一様に感嘆の声を響かせながら通り過ぎて行きます。
このようにして、まつり会場を訪れた人々を暫し幽玄の世界に誘った「弘前城雪燈籠まつり」は静かに幕を閉じたのでした。

雪灯篭の面には武将たちの戦いの場面が描かれた錦絵で飾られます。

中には、弘前ネプタの送り絵に描かれるような美人画も・・・。

2008-02-08

第32回
『弘前城雪燈籠まつり』が始まりました



恒例の弘前城雪燈籠まつりが弘前公園で始まりました。

まつりは、広い園内に沢山の大中小の雪灯篭を作り、夜には灯りを灯します。
弘前城天守閣はライトアップされます。
主会場の広場には陸上自衛隊弘前駐屯地協力隊の制作による大型の雪像を展示し、又各種芸能発表会などが行われる雪舞台、雪を積み上げて作った雪滑り台、各団体協賛の雪人形などが人気を呼びます。
特に雪滑り台は、子供達の大人気で一日中賑わっています。

大型雪像のテーマは古都弘前の歴史を創ってきた由緒ある建築が再現されます。今年は、往時栄えた「角み呉服店」(現在は「百石町展示館」)と日本聖公会「弘前昇天教会」が雪で復元展示されています。制作の技術は自衛隊の中で年々継承されていくのでしょう。まつりの年毎にその技術も向上していくようです。 今年も本物と見紛う程の精密さで見事に再現された名建築の雪像が出来上がりました。いずれも夜間はライトアップされ、多くの家族連れやカップル達がその前で記念撮影していきます。
また本丸から岩木山を望む蓮池周りには数百基のミニかまくらが並べられて、
夕暮れ時より中に蝋燭の灯が灯され、揺ら揺ら揺れながら灯るその幽玄な様はまつりの圧巻とも言えるもので訪れる人々の感動を誘います。

まつりは2月8日~11日(夜9:00マデ)行われます。

2008-02-03

Photo Sketch 004 ・・・コレはすごいっ・・・




コレはすごいですよ!

写っているのはほんの一部なんですが、これは全部野生の鴨です。

青森県内には、冬に白鳥の訪れる場所が何箇所かありますが、私の住んでいる藤崎町の南西部を流れる平川も白鳥の飛来地として親しまれています。

白鳥の周りには決まって無数の鴨が同居して、仲良くえさをついばんでいる風景が眺められます。地域ぐるみで保護し大切にしていますが、私も一日見学に行ってきました。


広場には、数組の家族連れなどの先客がいましたが、鴨たちは人を一向に恐れないどころか、人の周りに積極的に寄ってきて餌をおねだりするんですよ。

近くには、観察小屋があってそこでは餌のパンくずを無人で販売していますが
、その餌を持った人が近づくと周りにワーッと寄ってきて盛んにおねだりのモーションをかけます。人の方が身動きできないほどに取り囲まれてしまうのです。

そんな鴨の様子を撮影してみました。

写真にはレンズの前方にいる鴨しか写っていませんが実際は私自身ぐるりと鴨に囲まれてしまっているのです。時々突っつかれたり、体当たりしてくるかもさえいるんです。

暖かくなると、白鳥たちは北へ帰りますがここでは3月中ごろまでは見られるようです。でも真っ白な雪景色の中でこそこの鳥達の美しさが一番引き立つような気がします。 2008.01.30
Photo Sketch 003 ・・干柿・・


影絵のようなこの不思議な光景は一体何なのだろう?


そう、これはベランダに吊るしてある柿なのです。
午後の陽射しを受けて部屋の障子に映った様子がとても愛しくて、思わずシャッターを切りました。
素人の仕業でとても不揃いな吊るし方が、かえってナチュラルで芸術的?な感じさえします。
思いがけなく頂いた大量の柿の処理に思案した挙句に、家人の提案で一挙に皮を剥き干柿を造ることとしました。
雨にだけは当てないように・・・。とのご忠告でしたので結構苦労して大事にしたつもりです。
結果は上々。とても美味しい味覚を堪能することができました。感謝感謝。

   予期せざる光景・・・。

2008-01-20

Photo Sketch 002  ・・赤い橋・・


2008.01.20

1月13日は、弘前市の成人式でしたが、会場の弘前市民会館は弘前公園の中にあり、式典の終了後園内を散策してきました。

成人式の間は、雪が降ったり晴れたり時々は吹雪模様になるなど慌ただしげな空模様でしたが、終わり頃には少し落ち着いた晴れ間が覗き、降り積もった雪に映えてきれいな園内でした。

追手門から入るとまもなく赤い橋が見えてきます。杉の大橋です。

園内にはいくつかの橋がありますがどれもが太鼓橋で赤く塗られていて、欄干には鋳物の擬宝珠が付いています。赤い欄干に降り積もった真新しい雪が綿のようにふんわりと乗っかり、少し西に傾いた太陽に照らし出され、絶妙なコントラストがとても美しく思わずシャッターを切りました。

弘前公園は久々の訪問でしたが、見慣れた光景も季節によってとても新鮮に映ることを改めて感じさせられたひと時でした。
“すぎのおおはし” 赤い欄干に積もった雪の白さと少し傾いた
太陽に照らされて、絶妙なコントラストが美しい。

これは、本丸入り口にある”下乗橋”です。

擬宝珠に積もった雪が襟巻きのよう・・・。

2008-01-19






Photo Sketch 001 ・・冬日・・

2008.01. 19
この冬は、元日の前後に少しばかりの積雪がありましたものの、その後は雪らしい雪も無くおだやあかな日和を過ごして居りました。

それがここ数日来毎日のように降雪があり、家の周りもかなりの積雪となりました。中でも、今朝の降雪は52cmとこの冬一番の大雪となりました。

家の前の小さな公園のベンチもふんわりと純白の雪に覆われてとてもロマンチックな雰囲気を漂わせています。

見るもの全てが雪に覆われとても清浄な風景を見せてくれます。

空気も冷たいのですが、冷たさよりも清々しさを感じさせます。

今朝も、起きてすぐに(と言っても人様よりはかなり遅い朝ですが)雪かきを始めました。

我が家の雪かきは、少しばかりの庭の空き地に山のように雪を積み上げることです。積み上げた雪は暫らくすると硬く締まってきます。

2月の中ごろには、この雪山に穴を穿ち“かまくら”を作ります。

中には、蝋燭の灯を点し家族で幻想的な雰囲気を楽しみます。

道行く人も立ち止まって“きれいですね・・・”と声を掛けていっしょに眺めてくれるのが嬉しくなります。


今日のPhoto Sketchは、隣家の庭を拝借したものです。

庭の植え込みに巻き付けた雪囲いのコモに降り積もった雪のふんわりとした綿帽子がなんとも可愛いらしくて、二階の窓からストロボで撮影したものです。

踏み固めた跡も無く、一面にふんわりとした雪の中にそこだけすっくと立ち昇った簀巻きの凛々しさのようなものを感じていただければ、このSketchは写した甲斐があるかと思います。


気張らずに、季節や風土を感じさせるPhoto Sketchをこれからも続けていきたいと思います。